
伝統的デザート☆Kaiserschmarren(カイザーシュマーレン)
過去10年のスキーバカンス@オーストリアで知ったオーストリアのスイーツ事情色々。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-471.html )
一周回って(?)私は本日現在「ザッハートルテ」が一番♡という気分ですが、夫のイチオシは、『Kaiserschmarren』(カイザーシュマーレン)。
「皇帝風パンケーキ」と名のついたお菓子で、その由来や名称には諸説あるようですが、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が好んだデザートと伝わっています。
パンケーキをちぎったような、ふんわり&意外とサクサク食感の温か粉物スイーツで、粉糖がまぶされ、プラムのコンポートを添えていただきます。
滞在ホテルのそれは、確かに美味しい♬
夫「これこれ!これが俺のオーストリアスイーツのNo.1♡」
と、私達のテーブル担当の一人で勝気娘のエミリアに話すと、そんな夫を見下ろしながらエミリアは「ふんっ」と鼻を鳴らして続けた。
E「確かにね、このホテルのは美味しい。でも、カイザーシュマーレンのベストof ベストは、レッヒのポストのものよ。カイザーシュマーレンが好きなら、そこのを是非食べてみるべき!」
というわけで、改めてレッヒ村。
ゲレンデ見る眩しい太陽とはまた違った幻想的な太陽が。
隣村ですが、チュルスとレッヒの天気、空模様はわりと違い、今回滞在中はレッヒは曇りがちでした。
ここだ!エミリアが教えてくれたホテル『Gasthof Post』を発見。
レストラン前のメニューを確認すると確かに「カイザーシュマーレン」がありました。
夫「え…、でもオーダーから30分かかるって書いてあるぞ」
K「にしても高くてびっくりなんですけど。あんなちぎれパンケーキで5,000円越えってどうよ。レッヒ物価とは言え5,000円ならパリでソフィスティケ(sophistiqué=洗練)なケーキ買います、私」
夫「でもたぶん、本当に美味しいんだろうと思うよ。ただ今から食べてたらディナーまでに帰れないから今回は無理だな」
K「ディナー前にお腹に溜まるしね…」
という訳で食べられなかったことをエミリアに報告。
すると「これよ!」と彼女が見せてくれたそのイチオシのカイザーシュマーレン画像。
実際に食すのは、どうやら来シーズンに持ち越しかな?!
今回新たに知った、ちょっとユニークなオーストリアのスイーツが『Mohnnudeln』(モーンヌーデルン)と言うもの。
ジャガイモとケシの実で作るモチモチ食感のニョッキのようなスイーツなのですが、それをヒントにホテルのパティシエが再構築したデザートがとても美味しかったです。
ケシの実が濃厚!
添えられたアンズも大きく肉厚美味。
聞けばオーストリア北部のドナウ川下流地域に広がる景勝地、Wachau(ヴァッハウ)産のもので「ヴァッハウ・アンズ」は最高級品アンズだそう。
そのアンズを丸々使ってアンズ大福のようなアンズ団子「Marillenknödel」(マリレンクネーデル)も伝統的スイーツ。
旅先には知らないスイーツ、食べ物との出会いが色々で知るほどに気持ちも体も豊か(肥える〜)になります。
To be continued☆
*****おまけのパリ*****
あら!La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)のSèvres(セーヴル)店のお隣りにPatrick Roger(パトリック・ロジェ)が。
ショコラはしごショッピングできちゃうね〜。
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