
地元っ子で賑わう"La Palanca"
パリ発たまに行くならこんな街☆ヴェネツィア編
ヴェネツィアにもたくさんの教会があります。
前回の旅行で"chorus"(コールス・パス)を使って集中的に教会巡りをしたので、今回はのんびり散歩途中に気になったら入ってみるぐらい感じで何ヶ所か訪問。
(前回の記事⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-33.html )
「あっ、ココ!ヴェネツィアの宝石箱って言われてる教会かも?!」という訳で入ってみたのは、“Santa Maria dei Miracoli”(サンタ マリア デイ ミラーコリ教会)。
外壁も内部も大理石で、別名「大理石の教会」と称される美しい教会です。
日当りの関係であまり写真では上手く写せなかったのですが、評判通りにグレージュ、ブルー、ブラウン、ワインレッドなどの大理石のトーンがとにかく綺麗。
その歴史は1481年に建設がスタートしたルネサンス期の代表建築の一つ。
聖母のマリアの奇蹟に捧げて建てられたもの。マリア様への贈り物を持参した巡礼者の善意がきっかけで多くの市民から建設に必要な費用が献金され、ピエトロ・ロンバルドが設計を手がけたそう。
天井画や壁の絵画、装飾も眩い。
案外こうして偶然立ち寄ったりした教会や場所は旅行の思い出として鮮明に残ったりします。
さて、午前中にヴェネチアンガラス展(Paolo Venini展)を観た後に目指したのは、隣りのジュデッカ島。
ジュデッカ(Giudecca)島は、「ベニスの商人」でも知られる世界最古のゲットー(ユダヤ人強制居住区域)があった島ですが、以前訪れた時は静かで、ちょっと寂れた感もある島だな〜という印象でした。
そんな島にお昼にとても賑わう一軒があると知り(というか夫が調べた…)やってきたのが運河に面したこちら、
“Cucina Snack La Palanca”(クッチーナ スナック “ラ・パランカ”)。
お店に入って左手にはバーカウンターがあり、ショーケースに並んだお惣菜やサンドイッチを摘みながら地元の人が立ち飲み、立ち食いで楽しそう。
ランチは12時半からなのですが、15分も早く到着してしまったので、カウンターで1杯飲みながら待とうと思ったら、お店の方が「どーぞどーぞ、中入って座って♬」ととても親切。
どうでもいいことですが、たま〜にパリのお店でこんな風に予約時間より早く着いてしまうことがあるのですが、たとえ無視されなくても「まだ営業時間じゃないから。外で待ってて。」と言われたことが何回もある…。しかもものすごく寒い日だった時のことは今でも恨みがましく覚えてる…。あの店、あの女子、思い出すだけでムムムだわ。
(って、早く着いた自分が悪いんですけどね…)
短いとは言えバカンスですから昼間っから1本開けよう♬とスプマンテ。
カジュアルなお店なので全て夫とシェアでいただきました。
まずは前菜に海の幸の盛り合せ。
特にオレンジのゼストが効いたカジキマグロのカルパッチョが美味しかったです。
夫「これこれ!このヴェネツィア名物が食べたくてこのお店にしたんだよ!」
K「黄色いのは普通のポレンタだけど、この白いやつ?」
夫「そう!Baccala mantecato(バカラ・マンテカート)っていう干しダラを水で戻してから煮てペースト状にしたもの。たぶん以前にも何度が食べているけど、それが評判のお店で調べたらココだったわけ。」
K「うんうん、これポレンタに載せて食べると完成した味って感じ。ボーノ、ボーノ♡」
パスタは本日のオススメの海の幸のリングイネ。
このパスタの熱々加減がやっぱり本場ならでは!
ちょこっと盛りですぐ冷めるよ…な上品なものではなく、ガツンとたっぷり、フーフーしながら食べたくなるような勢いがあるクッチーナ(食堂)料理もイタリア料理の醍醐味のひとつ。
食後のエスプレッソをいただきながら、ここに来る途中で買った新しいiPhoneケースにチェンジ。
ヴェネツィア土産、思い出の一つと思ったもののジェラートではなくマカロンを選んでしまった…。マカロン部分はセラミックで(?)ちょっと重くて硬い。武器になりそう?!
そして付け替えて早々のヴェネツィアで、そしてパリで、
「わー、可愛い!」
K「え?それほどでも…。」
「写真撮ってもいいですか?」
K「ちょま、ちょま、ちょっと待って。」(姿勢を正す)
パシャ。
って、このiPhoneケースかい…なこと数回。自意識過剰なことを反省し、でも存在がiPhoneケースに負けないマダムを目指したい今日この頃です。
☆おまけはBelle et Bonne☆
「ヘルシーとは言えボリューミー…」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1354.html
ARCHIVE
MONTHLY