
やっと食べました☆
夫「そういえばパリに来て真っ先に食べたかったのに食べてないものがあるぞ」
K「アレでしょ?アレ!」
夫「そう、アレだ!」
K「マルシェのでイイよね?」
夫「俺も行く!」
マルシェのお肉屋さん前。
K「答えは“bavette”(バヴェット)だよね」
夫「正解。珍しいよねー、君があっさり正解にたどり着くなんて」
・・・。
このへんは流石に夫婦になってそれなりの年月を重ねるとわかってしまうものだ。
というか、お互い食べるものの好き嫌いなんてわりと単純な方だしと心の中で呟きつつ、目の前でさばかれるバヴェットを前にワクワクが止まらない。
我が家で肉料理を担当するのは、前世では間違いなく狩猟民族だったと思われる人(夫)の独壇場。
こうして写真なんて撮っていようものなら「邪魔だ!あっち行け〜」。
キレやすいシェフですねぇ。。
肉汁の染み出たフランパンにフォンドボーや、バター、赤ワインなどを入れてソース作り。
じゃ、肉焼きはシェフに任せて私はお先に一杯失礼します♡
夫「なに一人で飲んでんのっ!! 冷蔵庫からアレだして!」
K「バター?」
夫「違う!もう入れた。」
K「エシャロット?」
夫「もっと違う!」
K「チーズかな?」
夫「・・・。」
(写真撮り忘れにつきオフィシャルサイトより↑)
キレ気味のシェフが冷蔵庫から取り出したのは、友人から案外美味しいと聞いていたスーパー“Franprix”(フランプリ)の胡椒ベースのステーキソース。
肉汁とサッと混ぜ合わせてバヴェットの上にかけて完成。
ナイフを入れると、イイ感じのセニャン(レア)。
その美味しさと焼き加減に至極満足したシェフもご機嫌マックス。
やはりパリいたら食べなくちゃ!な気持ちになるコリコリのバヴェットステーキですが、
今回ソースを一層美味しくしてくれたのは、Jさんにいただいたオーストラリアの Mitoro Wines(ミトロ・ワインズ)のMitolo G.A.M McLaren Vale Shiraz(ミトロ G.A.M マクラーレン・ヴェール シラーズ)2013。
プラム、レーズン、リコリスなどの黒系果実に黒胡椒、バニラ、ほんのり杉なども感じるアロマティックなしっかりめの味わいは胡椒ソースのバヴェットステーキとも相性が良かったです。
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