
パリマル(marché à paris)☆merlan
<パリブログ:Paris Quotidien>
☆パリマル(marché à paris:パリのマルシェ)シリーズ☆
魚を買いにマルシェにGo。
特にこの魚!と決めず、眺めてそそられたものにしようと並ぶ魚屋さん全店チェック。
Rais(レ)=エイヒレだ。
東京のスーパーではあまり見かけないのですが、パリのマルシェではよく目にするエイヒレ。
エイの身は柔らかくコラーゲン質が豊富で大好き。
食べるなら専ら「炙りエイヒレ」で、グイッと日本酒といただくと最高だわ☆
私の中ではそんな居酒屋メニューの代表的一品のエイヒレですが、フランスではどうやって食べるの?とパリ暮らしスタート当初に疑問に思いました。
そんな疑問はすぐに解決。
エイヒレ料理は、クラシックなビストロやブラッスリーで見かけることが多い庶民的ポピュラー料理。
それは、Raie au beurre noir(レ・オ・ブール・ノワール:エイヒレの焦がしバターソース)。
①エイヒレをワインビネガーを加えた湯で茹で、
② 別にバターを焦がして(beurre noir=黒バター)、ビネガーを加えてソースを作ります。
③茹でたエイヒレに②のソースをかけ、ケッパーやパセリを散らして完成という簡単料理。
酸味と焦がしバターのコクがエイの淡白な身にぴったり合って美味しいのだ。
それにキャベツを合わせた一皿は、私の中では伝説のフレンチの一つなのですが、その料理が有名だった東京港区三田にあるレストラン『Côte-d'Or』(コート・ドール)が閉店したことを先日知ってとてもショック...。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-335.html )
今夜の魚はエイヒレにする?な気持ちに傾きながら続くお魚パトロール。
あら、これはちょっと珍しい!?Omble chevalier(オンブル・シュバリエ)発見。
和名では「イワナ」にあたる淡水魚。
主にアルプス地方などの冷たい淡水湖(フランス、スイス、オーストリア)で獲れるので、私の場合はスキーバカンス(合宿)でよくいただく魚です。
久しぶりにサーモンもいいかも。
カサゴでアクアパッツァも。
地面に置かれていたから捨てられるのかな?!
行ったり来たりしながら最終的に選んだのは、タラ科の魚「merlan」(メルラン)。
(マルシェに並ぶ様子は撮り忘れましたが一目惚れゲット)
英仏海峡、北海の名物魚のメルランは、白身で柔らかく、淡泊で上品な味。
クセがないので食べやすく、火を通すとふっくらと仕上がります。
フランスでは春から初夏(3月〜6月)によく見かけますが、わりと年中手に入る魚で、且つ比較的安価な大衆魚。
以前も書いてますが、この魚を初めて食べたのはパリのレストラン「L'Atelier de Joël Robuchon」でした。
庶民的な素材をあえて極上の料理に仕立てるなんて、まさにフランス料理の粋!と大感激でした。
なんて思い出したら急に食べたくなったのでした。
たっぷりのバターでソテー。
でも本来は柔らかい魚だからソテーしたりするとバラバラになりがちなので、油で揚げるか、ムニエルにするか、ホイルの包み焼きがオススメ調理法です。
ピラフ風なキヌアを添えてボナペティ。
フィッシュ&チップス風でも絶対美味しいと思うので、次回はそれで!タルタルソースやモルトビネガーと共にいただこう☆
*****プチッとトーキョー*****
「あくまき」に続いて鹿児島の親戚から届いたのは、地元食材にこだわって作られたベーグル。
わ〜、種類色々\(^o^)/
NYベーグルに比べると小ぶりで食べやすいサイズ。
しっかりラム酒が効いたラムレーズンベーグル、美味しい(^^)
夫の大好物の「あくまき」、私の大大好物な「ベーグル」と、それぞれに好きなものを送ってくれたマダムHさんのお心遣いに感謝♡
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