
Marie Laurencin「黄色い服の婦人」
ご近所パトロールエリアではツツジの花が終わりかけ、最近は薔薇が綺麗に咲き始めました。
軒先やお庭で綺麗に咲いていて、その前を通るとフワッと良い香り。
やっぱり本物、天然の香りは格別だな〜と。
気分は、みつばちハッチ!?
花から花へと渡り、顔を近づけてクンクンしていると、時々本当に蜂が出てきて慌てる…。
雨上がりの様子も美しい。
水も滴るイイ女っぷり。
ところで薔薇と言えば、自分が亡くなった際に白いドレスを着せ、赤い薔薇と恋人(←とっくの昔に別れた相手、アポリネール)からの手紙を一緒に埋葬して欲しいと遺言を残し、その通りにされたのが、20世紀前半に活動したフランスの女性画家・彫刻家の Marie Laurencin(マリー・ローランサン)。
何度かこのブログでも触れていますが、私の大好きな画家の一人です。
美術館にその作品を見つけたなら、ラッキー!とゆっくり鑑賞タイム。
直近では(と言っても去年の夏…)「ポーラ美術館」でした。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1483.html )
マリー・ローランサンの作品の中には私にはないものばかりが詰まっているように感じられ、対極にあるので惹かれ、憧れが募ります。
それは、柔らかく、優しく、可愛らしく、ちょっと儚げ。
幻想的でミステリアス、アンニュイな表情を見せたり、パステルカラーのドレスが似合う女性たち。
そんな女性にちょっとでも近づきたく、家の物置にしまってあったマリー・ローランサン のデッサンを書斎に飾ろうと取り出しました。
去年の引っ越しのドタバタの中で一旦物置に入れていたのですが、季節も良くなってきた今日この頃、掛けてある絵画をちょっと入れ替えて気分転換。
タイトルは、「黄色い服の婦人」という作品です。
ヘアピース?と手にした花にほんのり黄色。
掛ける絵によって部屋の印象もガラッと変わるので面白い。
毎日眺めて優しい女性に近づきたいものです。。
そして思う。
マリー・ローランサンのように遺言を残すとしたら、自分はどんな花を一緒に棺桶に入れてもらおうか?
一番好きな花は依然として白いカラーですが、桔梗も好きだし〜。
花より団子、ドーナツも一緒に?!
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パリの1枚。
パレ・ロワイヤルもそろそろ薔薇が綺麗な季節でしょうか。
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