
Marie Laurencin @マルモッタン美術館
久しぶりに"Musée Marmottan Monet"(マルモッタン・モネ美術館)へ
"Marie Laurencin"(マリー・ローランサン展)を鑑賞に行ってきました。
マルモッタン美術館と言えば、印象派のモネの作品を多く所蔵していることでも有名。
モネの「睡蓮」を目当てにオランジュリー美術館はいつも混み合っていますが、
マルモッタン美術館はブローニュの森にも程近い閑静な住宅街の中にあり、
落ちついた雰囲気の素敵な美術館です。
今回の展覧会は、マリー・ローランサン生誕130周年を記念した大回顧展。
ローランサンの個展がフランスの美術館で開催されるのは初めてだそうで、
驚いたのが、その展示作品のほとんどが日本のからのもの。
マリーは1883年にパリに私生児として生まれ、父を知らずに育ったそうです。
アカデミー・アンベールで絵を勉強し、そこでジョルジュ・ブラックと知り合い、
キュビズムの影響を受けました。
その後、ピカソや詩人・美術評論家のギヨーム・アポリネールと知り合います。
アポリネールと出会った時、彼は27歳、ローランサンは22歳。二人は恋に落ちたっ♥
(↓ 自画像)
が、アポリネールとは破局。
31歳でドイツ人男爵と結婚し、一次世界大戦が始まりスペインへ亡命。
が、戦後離婚。
そしてパリに戻ってからパステルカラーの可愛い少女像という独特の画風を作り上げました。
フランス史上"Les Années Folles"(狂乱の時代)と言われた1920年代において、
売れっ子画家に。
1954年、シュザンヌ・モローを正式に養女にし、1956年にパリにて死去。
そんな女性の波乱の一生と画業を振り返る展覧会でした。
ローランサンの絵はグレーとピンクの色遣いがとても好きです。
今回一番気に入った絵でポストカードをなどを買ったのが、この一枚。
"Femme a la rose"(バラの女)
作品を見ていると圧倒的に女性の絵が多く、男性を描いたものは数えるほど。
同性の魅力をうまく引き出して描いた画家だな~と改めて思いました。
「彼女は可愛い、キレイ、ステキ!」と異性に言っても「どこが??」なんて
言われることは多いし、その逆も。
異性にアピールできる魅力、同性にアピールできる魅力はたぶんちょっと違うもの。
どっちも欲しいけど・・・!
♥おまけのパリ♥
ブレスレットとリングをお揃いにするとイイね~、
なんて思いながら文房具屋さんで見たネームプレートクリップ。
天使好きとしては、こっちも気になる!
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<INFO>
Musée Marmottan Monet(マルモッタン美術館)
2 Rue Louis Boilly, 75016 Paris
*マリー・ローランサン展は2013年6月30日まで
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