
牡蠣ごはんとMédaille d'or
最近は行く機会がめっきり減ってしまったのですが、パリで美味しい生牡蠣、オマールなど魚介が食べたくなったら、11区の“L'Ecailler Du Bistrot”。
あれこれ食べたいので友人たちと訪れます。
フランス(欧米)では「Rの付かない月(5~8月)には牡蠣を食べるな」、日本でも「花見を過ぎたら牡蠣を食うな」などど言われますが、最近ではパリでも一年中美味しい生牡蠣が食べられるレストランはあります。
(↑恒例の牡蠣ツアー!? 2017年10月のブログより 生牡蠣は専らこのツアーで)
ただ、フランス人の友人は今でもその諺?を頑なに信じ、どんなにレストランの方が「本日のおすすめ!」と押してきても「ノン!」です。
そういう私も生牡蠣は積極的には春から夏は食べません。
が、、うちには牡蠣大好き人間がいるために一緒にスーパーに行くと、美味しそうな牡蠣があると、知らぬ間にカゴに入れられている…。
夫「牡蠣ごはんが無性に食べたい!春先の牡蠣は旨いんだって♬」
ということで土鍋登場。
まずは牡蠣で出汁を取り、
研いだお米と舞茸、買った牡蠣の半分を入れて。
炊き上がったところで残りの牡蠣と三つ葉と柚子の皮を入れ、ちょっと蒸らして完成。
牡蠣の旨味が染み込んだごはんはお焦げも美味しくできました。
夫「お酒は日本酒?」
K「今うちに日本酒は無いよ」
と困った時やパリでもワイン選びに迷ったらコレ!と思っているのが、medaille d’or(金メダル)シールの貼られたワイン。
見本市で行われる産地ごとのコンクールで受賞したワインに貼られるもの。(銀、銅もあり)
これは何年か前のパリのワインサロンで買ったChâteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)の白ワイン、セパージュはグルナッシュ・ブラン100%。
「シャトーヌフ・デュ・パプ」と言えば赤ワインの方が一般的。
そして使用できるブドウ品種が13種類もあり、フランスのAOCでの使用ブドウ品種数の中では最多。
ワイン教室などへ通うと習う事柄の一つで、「グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソー」と、この辺までは覚えたものの、残りは全て忘れてしまった劣等生ケーコ…。
(残り9種はクレレット、ヴァカレーズ、ブールブーラン、ルーサンヌ、クノワーズ、ミュスカルダン、ピックプール、ピカルダン、テレ・ノワール。やっぱり覚えられない…)
フローラルの香りが華やか、ラ・フランスや蜂蜜が感じられ、ミネラル豊富な最初から最後までしっかりしたワインでした。
パリのワインサロンやワインカーヴに行ってあり過ぎてわからない、選べない…と思ったらmedaille d’or(金メダル)シール。
ワインも人によって好みがあるのでしょうが、このシールのついたワインには興味をそそられ、なるほどさすが金賞と感じることも多く、ワイン選びに一役買ってくれています。
<info>
L'Ecailler Du Bistrot
22 Rue Paul Bert, 75011 Paris
01 43 72 76 77
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