
MODERN TIMES in Paris 1925☆
神奈川県箱根にある『ポーラ美術館』へ行ってきました。
まずは企画展「モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン」(MODERN TIMES in Paris 1925: Art and Design in the Machine-age)へ。
(特設撮影コーナーでパチリ)
1920〜30年代のパリを中心にヨーロッパ、アメリカ、そして日本における機械と人間との関係を紹介する展覧会。
見どころ・詳細は、ポーラ美術館公式サイト(https://www.polamuseum.or.jp)をご覧いただくとして、ここでは撮影可で、個人的に印象的だったものをピックアップ☆
最初の展示室へ入ると、まず機械時代を風刺したチャップリンの同名映画「Modern Times」(モダン・タイムス)(1936)の映像が流れていました。
今観てもクスクスと面白く、また「モダン・タイムス」という言葉は、本展に含まれる大事なキーワードね!と意識したところで鑑賞スタート。
Moïse Kisling(モイズ・キスリング)の描いた蒸気機関車は、機関車トーマスのような印象を受け、ちょっとアニメチックで可愛く見えた!?
綺麗な蓄音機に見惚れる。
オブジェとして飾ってみたい...な妄想。
その周りを囲む壁に、ワシリー・カンディンスキーやロベール・ドローネーの絵が掛けられていたことも素敵!
カンディンスキーと音楽の関係としては、彼は作曲家のアルノルト・シェーンベルクと親しくなってから絵画の中に音楽的な表現を展開したそう。
1925年パリで「パリ現代産業装飾芸術国際博覧会」(アール・デコ博)という博覧会が開催されました。
それは「装飾芸術」をテーマにした博覧会で、産業やテクノロジーとも結びつくアート&デザインが並んだそう。
アール・デコも好きな私には「おっ♡」と惹かれるものも色々。
ガラス作家のルネ・ラリックの作品にうっとりなため息。
<ナルシス・エレガンス>と名づけられた香水瓶。
アンティークな香水瓶は素敵。
機能的で幾何学的、いつ見ても触れても新しさを感じる大好きなコルビジェ。
機能性と美しさを両立しているところがなんとも!
ふと、フランス・ポワシーの街にあるコルビュジエのサヴォワ邸を思い出しました。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1079.html)
今、家に飾るなら...の妄想で選んだ1枚は、ラウル・デュフィの「パリ」。
どこを切り取っても美しい街、パリ☆
これって!!
と、思わず駆け寄ったのは、イラストレーター空山基氏の作品コーナー。
その昔、パリで観たことがあったのですが、今のようにスマホでパパッと検索もできない頃だったので、誰の作品がわからぬまま調べることを忘れて今に至っていました。
そのグッズもいくつかコレクションしている夫も
夫「あのTシャツ、この夏また着ようっと♬」
K「作家さん、空山さんて方だったんだねぇ。あのTシャツ、デザイン性が高いよね」
夫「何も知らずに買ってたオレ、やっぱりセンスある〜」
K「・・・。」
K「もっと驚くのは、つい最近の作品と思いきや、このSexy Robotは1978年から制作されてたってこと」
ロボットだから未来的、無機質、そして中性的であまり生や性を感じない?という先入観とは逆に、メタリックなこのSexy Robotたちは、とてもセクシーで人間的に感じます。
カッコよく、美しい容姿で、対等に人間的な会話、コミュニケーションができたら面白い。
パーフェクトに自分好みな相手が側にいてくれるならパートナーとして申し分無し、付き合うのは楽かも。
面倒くさい時は電源切っちゃえばいいし。
いやいや、でも欠点のないパートナーなんて、つまんないかも?!
人間らしさって何?
と、静かに見つめるロボットを相手に自問自問。
昨今何かと話題のAI、そしてロボットたちとこれから人類はどんな風に関わり、向き合っていくべきなのか?
そこには問題、課題も色々あるでしょうし、テクノロジー、機械のもつ便利さとその裏にある危険性なども考えさせる余韻と共に本展の鑑賞を終えたのでした。
面白かった!
続いて同時開催中の3つのコレクション展へ。
*****K子のつぶやき*****
男のボッチめし(夫の1人ごはん)シリーズ。
K「そのお店でそのメニュー...。たまには違うの食べてみたら?」
夫「だってこれ旨いんだもん」
夫「それも6ユーロ!!信じられない。やっぱり日本のランチはスゲー」
東京生活中もユーロ換算。
全てがお得に見えてハッピー?!
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