
小学館の図鑑NEO☆大人も学ぶ夏休み
☆東京ブログ☆
今年の夏もとてもとても暑かった日本。(まだ夏は終わっていない?!)
なのでなるべく東京での暑さを避け、海辺のセカンドハウスで過ごしました。
そこは東京と比べると気温は2〜3度低く、朝晩の体感温度はだいぶ違います。
朝食はテラスでいただくのも気持ち良く、毎日ではないですが、冷房無し扇風機だけで過ごした日も何日かありました。
そんなテラスには、いろんな昆虫が遊びに来るので、すっかり夏休みの昆虫採集気分。
一番多いのは暑苦しさを助長するような大声シャウトを繰り返すアブラゼミだったのですが、時々羽が透けたレースのようにエレガントな「ツクヅクボウシ」もやってきました。(そんな1枚はなかなか撮影できず)
セミをしみじみ観察したのはまさに小学生以来ぶり。
また、庭や散歩途中でほぼ毎日見たのが、蝶々。
あら、、と初めて目にした蝶たちの愛の営みの様子。
なるほど、お互い反対を向いて腰と腰を合わせるのか…。
蝶々の正しい数え方は「羽」ではなく(それも間違いではないのでしょうが)「頭」だと知りました。
2頭が遊び戯れる様子を見るのは珍しくないのですが、時々3頭で飛び回っている彼らは、もしやの三角関係?!そんな想像も膨らみました。
その瞳はアベンチュリン(パワーストーン )のように美しく、しばらくじーっと見つめてしまったカマキリ。
昆虫採集の代わりに植物採集。
MoMAグッズの「MICHI-KUSA」フラワーベースを使ってみました。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/moma-design-store.html )
「うわ〜、カワイイ!」と感激したのが、朝夕の散歩途中に摘んだ野の花を活けると、冷房の効いた部屋に置いたり、夜になると静かに花びらを閉じ、
朝になり、しばらくテラスに出しておくとまたフワーッっと開くのです。
ひと茎についた花がみんな一斉に開くこともあれば、1つだけの瞬間も。
こうなると日々の観察が楽しくて、可愛くて。
草花に疎い私は、野の花の多くは咲いてたら咲きっぱなしなのか思っていましたが、どうやらそうではない。
朝摘んだ庭のツユクサも飾ってみると、しばらくすると閉じて、見るからにショボーンな姿。
このまま枯れちゃう?
夫「ツユクサだから水をかけたら開くんじゃないの?」
K「やってみよう!」
しばらく待ちましたが、この日はもう開かず。
翌日の昼過ぎになっても冷房の効いた室内では開かず。
そして寝る前にテラスに出しておくと、翌朝この通り。
K「ちょっとちょっと!!ツユクサが開いたよっ!こんな小さいのに生きてるよ〜。東京に連れて帰りたい!」
夫「それは無理でしょ。猛暑の中、持って帰る途中で萎む」
この「MICHI-KUSA」フラワーベースがきっかけで、飾る花を求めて庭や散歩が楽しく、名も無いような(実際無いってことはないけど)野の花に愛情が湧いた夏でした。
さてそんなのんびり夏休み@セカンドハウスで、夢中になって読んだのは『小学館の図鑑NEO』シリーズ。
たまたまブックストアで手に取った1冊がきっかけ。
へー、今もこういう図鑑てあるんだねぇ。懐かしい。調べ物や小学生時代の夏休みには大変お世話になりました。
実家の家の前には浅い川があり、川遊びが常だった子供時代。
川に流れてくる石を集めて、綺麗なもの、形がユニークなものを集めて宝箱に収集していました。
大人になってからも石、鉱物好きは高じる一方(最終的にはキラキラジュエリーに繋がってるわけだな…)旅先で石を拾って帰えるのも習慣に。
ハワイ・マウイ島のHaleakala National Park(ハレヤカラ国立公園)で拾ってきた溶岩の欠片。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/haleakala-national-park.html)
マウイ島といえば、先日の火災で大変なことになってしまい、早めの復興を祈りながらニギニギしている小石です。
石は地球や宇宙からの贈り物。太古の記憶を宿していると思うとロマンを感じまくる。
そんな自称石好きケーコとしては、それなりの知識はあると思って手にしたこの図鑑に衝撃が走ったのでした。
完全小学生向けかと思いきや、大人でも存分に楽しめる内容、なかなかにマニアック、そして私など知らないこともツラツラと述べられ、なんとも豊富な知識量。
図鑑だけに写真や図解が多くてわかりやす〜。
今はインターネットで簡単検索、調べることがはできますが、ただ(無料)ではなく、こうして本から得る知識には嘘はなく、信頼に値する。
すっかり楽しくなってしまい、ページをめくる手が止まらない。
これ以上の立ち読みはできぬと買った次第。
小学館の図鑑NEOシリーズはけして子供限定、子供用ではなく、大人でも知らないであろうこともたくさん記され、知的好奇心を十分刺激する面白い読み物。
しかも「岩石・鉱物・化石」編には、ドラえもんのDVD付き。
買った当初は、これは見なくても…と思ったけど、図鑑を読み終わった後にちょっとだけ見てみるか〜と再生したら、まんまと最後まで観てしまった、引き込まれてしまった。
ドラえもんて何年ぶり?!
私の知ってるドラちゃんとは声など微妙に違う、のび太もちょっとかっこよくなった?な気もしましたが、それはさておき相変わらずとっつきやすいキャラで、ストーリー展開は明快。
何ごとも難しいことを難しい言葉で語るより、小学生にもわかるように説明する方が難しい。
きちんと自分の中で深い理解と知識を重ね、消化してないとできない。
仕事や普段の生活に直接関係のないことを知る意味って?と思うこともあるけれど、知ることの面白さを大切にしたく、興味あるカテゴリーのものを何冊が買ってみました。
(イモムシ本は買ってませんよ…)
夏休みは大人も色々と学びの期間かな?と感じ、小学館の図鑑NEOシリーズであれこれ知った2023の暑い夏でした。
(残暑はいつまで?!)
*****おまけのパリ*****
パリの秋は早い。
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