
ヴィラ・フローラ展
久しぶりに出かけたのは、パリ16区にあるMusée Marmottan Monet(マルモッタン美術館)。
会期終了ギリギリに滑り込んだVilla Flora(ヴィラ・フローラ)展。
スイスのチューリッヒの北東に位置するWinterthur(ヴィンタートゥール)にある
Villa Flora(ヴィラ・フローラ)という邸宅美術館のArthur & Hedy Hahanloser
(アルトゥール&ヘディ・ハーンローザー夫妻)のコレクション☆
邸宅美術館好きとしては、いつか行ってみたいスイス。
夫「つい先日行ったじゃないか♫」
K「それはスキー合宿で、行ったって言ってもチューリッヒ空港のみっ!」
本展ではハンローザーご夫妻が約30年かけて蒐集したセザンヌ、マティス、ルノワール、
ボナール、セザンヌ、マネ、ゴッホなどの画家たち作品たち約80点を展示。
印象的だったものをいくつかピックアップ☆
Ferdinand Hodler(フェルディナント・ホドラー)のLe massif de la Jungfrau vu de Mürren。
恥ずかしながらホドラーという画家についてほとんど知りませんでしたが、スイスを代表する
国民的画家だそう。
スキーバカンスの直後なだけにスイスアルプスの山々がとてもイイ感じに表現されてるな〜と。
日本の桜の木とはちょっと違った感じですが、春を待つ今は、Le Cerisierも優しげで好きな一枚でした。
Félix Vallotton(フェリックス・
どんなご夫妻だったのろう...。
この二人は積極的に画家たちと交流しながら作品を購入していったそう。
やはりどんな作品でもお料理でも作っている人を知ると、よりその作品に思い入れを感じるもの。
Pierre Bonnard(ピエール・ボナール)のLe Débarcadè de Cannesは、キラキラ揺れるカンヌの
海の波音が聞こえてきそう♫
同じボナールのLe Thé(お茶)という絵は、庭で気持ちよさそうなティータイムの一枚。
夏のスイスの爽やかな空気の中でこんなティータイムをいつか楽しんでみたい...。
私の好きなOdilon Redon(オディロン・ルドン)のLes Anémoneの絵があったこと驚くと同時に
この絵を持っていたことがとても羨ましい...。
個人のコレクションを見るというのは、作品そのものを鑑賞することと、集めた人のセンスや
趣味趣向を窺い知ることが面白く、この作家のこの作品を好きになったのね!には、共感や
その審美感を尊敬したり、逆にコレ?という驚きもあるから楽しいです。
ヴィラ・フローラ展の後は、久しぶりのマルモッタン美術館だったのでモネの睡蓮などの常設展示
もサッと観ました。
で、今回わざわざ16区の美術館まで行った理由のもう一つは、美術館帰りに立ち寄りたい
パティスリーがあったから♫(スイーツ画像はオフィシャルサイトより)
それは、Maison Pascal Caffet(メゾン・パスカル・カフェ)☆
パスカル・カフェさんは1962年生まれ。
当時、史上最年少の27歳でMOF(フランス国家最優秀職人)を取得したショコラティエ。
彼の作るバレンタインのケーキを雑誌で見てから気になってチェックしてました。
二人用サイズのケーキで、ビスキュイ生地の上には濃厚ブラックチョコレートムースとバーボンの
効いたクレーム・ブリュレ、アクセントに赤いフルーツが色々と。
プラリネチョコレートやチョコレートコーティングされたギモーヴもハート型がカワイイ♥︎
なのになのに美術鑑賞で「いや〜なかなかおもしろい展示だったね♫」なんて話に夢中になって
すっかり忘れて帰宅(>_<)
最近一つのことをすると、もう一つのことを忘れるという物忘れ度加速中。
ケーキを買いにもう一度出直そうか...それとも...今年のバレンタインはどうしよ...
と思ってるうちにバレンタイン直前。
OMGっ(>_<)
おまけのパリは「サンジェルマンに行列」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-887.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Musée Marmottan Monet(マルモッタン美術館)
2 Rue Louis Boilly, 75016 Paris
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