
Olivaでおまかせ&アレクサンダー☆
このブログには度々アップしているものの、お邪魔する際は友人や家族と一緒のことが多く、夫と二人ぼっちで伺うのは久しぶり!
とやってきたのは、学芸大学にある『地中海食堂Oliva(オリーヴァ)』。
いつも仲間たちと来るとメニュー選びからワイワイと盛り上がりますが、とにかく夫と二人での訪問は久々だったので、今回は料理は萩原シェフに完全お任せで楽しむことにしました。
食いしん坊な私達が料理選びを放棄してシェフに丸投げすることなど普段ほとんどないのですが、それができるのは、萩原雅彦シェフだからこそ♡
かれこれ20年以上のお付き合いとなった今、私達の好みも胃袋サイズも熟知されていらっしゃる。
例えば最初の生牡蠣も私は日本の牡蠣は生でいただくことはあまりなく、ちょっと炙っていただく方が好きですが、夫は生好き。
なので画像ではわかりづらいですが(↓)手前と奥の牡蠣は火入れ加減がそれぞれ異なっています。
夫「やっぱ、すげーな。何も言わなくても火入れ加減を調整してくれるなんて」
K「さすがハギ〜♡」
H「はい、次は毛蟹のサラダ。ヴェネツィア風ですよ」
その美味しさに、一瞬もうヴェネツィアには行かなくてもいいかもぉ…と思ったけれど、やっぱり行きたいです水の都。
地中海の幸を彷彿!なミミイカの炭火焼き。
揚げたてサックサクのアマダイのビールフリット。
これまで魚の揚げ物に赤ワインが合うと思ったことはほとんどなかったけれど、これはアリ!
と思ったそのワインは、Bovin Winery(ボヴィンワイナリー)のAlexandar(アレクサンダー )という辛口フルボディの赤ワイン。
生産地は、北マケドニア共和国。そう、あの偉人なアレクサンダー大王の故郷マケドニア!
メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンに土着品種ヴラネックがブレンドされた果実味豊富なリッチなお味。
どうでもいいことですが、夫は昔からアレクサンダー大王の大大ファン。
アレクサンダー大王(アレクサンドロス3世)の話になると止まらないし、纏わるコレクションも色々。
書斎で愛用している万年筆もアレクサンダー。。
そう言えば10年前にルーヴル美術館で鑑賞したアレクサンダー特別展は、大興奮でした。(10年前とはびっくりですが、素晴らしい展覧会で今でも記憶は鮮明)
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/51806703.html )
K「あとアレクサンダーくんのコイン指輪も愛用してるよね?」
夫「違う!あれは、アレクサンダーじゃなくて、彼の父のピリッポス2世(フィリッポ2世)の古代コインのリングです!」
K「あ〜。そもそもお父ちゃんが領土拡大の先駆けですごい人なんだよね。偉大な父を更に超える息子ってなかなかいないんだよねぇ。大概ダメ息子」
夫「俺は違うけどな」
K「プププ。私は父君を尊敬してますけど」
いつの時代、どの家庭でも父と息子にはそれぞれお互い色々思うことはあるのだと想像します。
(アレクサンダー大王↓)
一品目のパスタは、シチリアのボッタルガ。
おもいきりアルデンテ好きな私達にはツボ!な茹で加減。
旨味を吸ったブロッコリーがまたいい味を醸すバイプレイヤー。
鹿肉ラグーのパッケリ。
これまたアレクサンダーワインに合う!
H「もう一品は、どうしようかと思ったんですが、ここでパエリアって食べたことありましたっけ?」
夫・K「ないです」
H「え、うそ、一度も?! イチオシのラルドのパエリアですよ、ない?」
K「イチオシ、、初耳ですよ。だってメニューにあります?」
H「ありますよ!」(笑)
夫「米料理はリゾットばかりに目がいってたな〜」
という訳で、いただいたラルドのリゾットは見ためはおもいきりシンプルですが、それだけにブロスの旨味と絶妙な火加減を感じる抜群の美味しさでした。
こういう引き算の料理をイチオシと謳えるところもさすが!
ドルチェは、バスクチーズケーキと、
チョコレートテリーヌ。
萩原シェフのおまかせメニューとアレクサンダーワインを大満喫しました。
そして帰り道、むくむくと北マケドニア共和国に興味が湧いてきました。
K「アレクサンダー所縁の地だし、マケドニア行きたいよね。行ってみる?」
夫「あんまり興味ないね」
K「え・・・」
ハシゴを外された気分で帰宅。。
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パリの1枚。
朝ランロングコースは川を渡ってここまで。
疲れた…帰る前にカフェで朝ごはん食べてこ…なパターン!?
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*Belle et Bonne Blogは、気ままに更新中。
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