Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Orchestre Philharmonique de Vienne@Paris

先週末のことなりますが、急にシャンゼリゼ劇場でのOrchestre Philharmonique de Vienne

(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)のコンサートチケットが手に入り、夫とともに

行ってきました。

劇場入り口には開場ともに沢山の人。

何度か鑑賞しているウィーンフィルハーモニーですが、パリでもその人気は高いっ★

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今回は2階のボックス席。

劇場の係りの人にいちいちドアの鍵を開けてもらって入るのが面倒くさいものの、

プライバシーもあるし防犯的には安心?!

そしてどうでもいいことなのですが、グレーのニットワンピースで出かける予定でしたが

急遽昨日のブログのAMBALI(アンバリ)のワンピースにチェンジ...。

夜遅くなったら寒いかも?ブーツがいい!と防寒優先の結果であります(@_@。

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席からの眺めはこんな感じでオーケストラ全体がよく見えて視覚的にも退屈しない良い席でした。

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今回の演目についてカーテンコールの画像と共に♪

指揮者はイタリア出身のRiccardo Chailly(リッカルド・シャイー)。

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最初に演奏されたのは、Jean Sibelius(ジャン・シベリウス)の Finlandia, op. 26(フィンランディア)。

これは聞いたことがなある!な始まり。

映画「ダイ・ハード2」でも効果的に使われていた曲と知って納得。

(夫がダイハード好きなために何度も見せられた...)

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「ダイ・ハード2」の監督はフィンランド出身。そしてシベリウスもフィンランド人。

シベリウスの代表作と言われるこの「フィンランディア」はフィンランド国民には特別な

ものなのだそう。

というのも、この曲が作曲された19世紀末から20世紀初めはフィンランドはロシアの圧政下。

そのロシアからの独立の気運に燃えていたフィンランド国民を鼓舞したのがこの曲なのだと。

そう思うと、わずか10分間程度の演奏ですが強く気持ちを駆り立てるような、愛国心に火が灯る

ようなエネルギッシュな演奏でした。

続いて同じくシベリウスのConcerto pour violon op. 47(ヴァイオリン協奏曲)。

ヴァイオリンは、ドイツ出身のChristian Tetzlaff(クリスチャン・テツラフ)

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K「意外とイケメンね♥パンフレットよりよく見える」

夫「あ~ゆ~のがタイプ?」

K「ま~ね♥」

って、そんなことを言ってる場合でなく、肝心の演奏ですが第二楽章でちょっと

眠くなったものの後半に行くほどどんどん盛り上がり演奏に見惚れました。

もともとはヴァイオリニストを目指していたのに断念してしまったシベリウス。

そんな彼の唯一のヴァイオリン協奏曲なのだそう。

個人的な曲の好き嫌いに限って言えば、ちょっと中間で退屈してまう印象がありました(*_*;

休憩は1回。シャンパン片手に前半の感想を語る人達。

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最後は60分間、Anton Bruckner(アントン・ブルックナー)のSymphonie n° 6

(交響曲第6番イ長調)。

ウィーンフィルのブルックナーは去年の春にここシャンゼリゼ劇場で鑑賞予定だったのですが、

パリが大雪のため楽団が到着できず当日中止になったこともあり、聴いてみたいオーストリア人

作曲家でした。

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そもそもブルックナーをオーケストラで聴くのも初めて...。

ただブルックナーの音楽はCDなどで聴くよりガラっと印象の変わるタイプの作曲家なのかも?

と思いました。

有名な5番、7番、8番、9番に比べるとマイナーな6番は演奏されることも少ないのだそう。

でも最初から派手な感じでどの楽章にも華やかさも感じて個人的には好きな曲でした。

もしかしてブルックナー好きになれるかも?!と、ちょっと思いました(●^o^●)

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重要パートを演奏した団員を拍手でたたえる指揮者。↑

どうでもいいことですが、私はウィーンフィルに在籍するこの若手金髪ヴァイオリニストのファン。

(下の画像の指揮者の左隣の人です!)

毎回大きな動作でとても楽しそうに演奏する姿にコンマスよりも気になる♥

その様子は大袈裟というより、本当に今この瞬間の演奏を楽しんでいる!という感じで、

聴いてる観ているこちらもワクワクしてきてどんどん引き込まれる。

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クラシック音楽についても全くの素人オーディエンスで、専門的なことを語ることなど

できませんが、いい音楽はきっとどんな人の心にも届くものだと思います。

それは時代を越えて、これからもずっと未来の人にも愛されるものだと思うし、そんな

クラシックは素晴らしい!と思ったウィーンフィルのコンサートでした☆彡

おまけのパリは「マダムはファーがお好き」をBelle et Bonneブログで(^_^)/~

http://belleetbonne.blog.fc2.com/

<INFO>

Théâtre des Champs-Élysées(シャンゼリゼ劇場)

15 Avenue Montaigne, 75008 Paris

http://www.theatrechampselysees.fr/

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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