黄金のOro del Desierto☆
昔、スペイン・マドリードを旅行した際に訪れたレストランで、前菜からデザートまで全ての料理の仕上げにオリーブオイルがかけられ(しかも多め)、それも全て料理に合わせて違ったオイルだったので、ちょっと驚きながらもスペインがオリーブオイル大国であることを実感しました。
いつからか我が家もすっかりオリーブオイル好きで、調理の際はもちろん、料理の仕上げにもかなりの頻度で使うようになりました。
パン、チーズに添えることはじめ、パスタ、ローストやグリル料理の仕上げにひとかけ。
美味しいオリーブオイルをかけると香りが立ち、味に深みも加わるので味変としても使っています。
お刺身も醤油&ワサビで食べるよりオリーブオイル&塩でいただく方が多く、特に白身の魚は個人的にはオリーブオイルで食べる方が好き。
ここ最近愛用していたのが、コメントでCさんに教えていただいたスペイン王室御用達の“Oro Bailen”(オロバイレン)のもの。
青々しい香りが素晴らしく、その中にナッティな香ばしさと心地よい苦味もあり濃厚☆
夏はバニラアイスにもちょっとかけていただきました。
そのオロバイレンが残り2センチとなったので、これまたコメントでSさんに教えていただいた“Oro del Desierto”(オロ・デル・デシエルト)のものをお取り寄せしました。
オロバイレンを知る前は、オリーブオイルは専らフランス産かイタリア産だったのですが、このオイルをきっかけにスペイン産も好きになってきました。
現在スペインでは約3億5,000万本のオリーブの木が栽培されていて、世界の生産量の約半分のオリーブオイルが収穫され、46%が輸出されているそう。
聞きなれなかったピクアル、コルニカブラ、アルベキーナ、オヒブランカは品種だと知りました。
そこで今回買ったのは、「ピクアル」と「アルベキーナ」。
まずは、ピクアル。
スペインオリーブオイルの女王様的な存在だそうで、その特徴はイチジクのような香りとスパイシーな苦み。
パンフレットによると、このオロ・デル・デシエルトの「ピクアル」(Picual)は、個性的で苦味、辛味が際立ちオリーブの葉や草のグリーンを感じさせる味。国際オリーブオイルコンテスト オリーブジャパン2015/2016で2年連続最優秀賞受賞。2017年では金賞受賞。と。
そんなピクアルをこれでいただくことに♬
イタリアのフレッシュチーズ、Burrata(ブッラータ)です。
久しぶりに対面した、このもっちりポヨポヨ感にしばらく見惚れる♡
十文字にナイフを入れて、なかのトロトロをスプーンですくってまずはひと口。
うまっ♡
このクリーミーでミルキーな美味しさがたまらない。
いつもはトマト&バジル、オレガノに生ハムなどを添えていただくことが多いですが、今回はクレソンと松の実サラダに添えていただきました。
塩少々していただいてみると、思ったより苦味&苦味はマイルドで優しい印象のピクアルでした。
もう一方の苦味や辛味がほとんどなく野菜を感じさせる、後味の良いマイルドタイプというアルベキーナ(Arbequina)は、蕪と牡蠣のポタージュの仕上げに使ってみました。
ちなみに11月23日「勤労感謝の日」は牡蠣の日。
栄養豊富な牡蠣を食べて勤労の疲れを癒しましょう!と全国漁業協同組合連合会が制定したのでそうです。
ひと回しした途端オリーブオイルの香りが広がり、緑豊かな大地を感じさせる、なんとも豊かな風味になりました。
ちょっと甘味を感じるオリーブオイルでした。
広く知られるところではありますが、オリーブオイルはビタミンEが豊富で抗酸化作用があり、他にも抗菌作用、ガン抑制作用、消化器官の機能を高める効果もあり!
また代謝アップ、整腸作用、美肌効果、心臓病や骨粗しょう症の予防にも良いと聞くので、これからも続けたい1日スプーン1杯の黄金の雫(と勝手に呼んでいる)習慣です。
最後にどうでもいいことですが、ブッラータの外側のやや硬い部分は明朝のピザトーストに。
もちろん仕上げは、オロ・デル・デシエルトのオリーブオイル☆
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パリの1枚。
もう街灯が点いちゃった…と夕暮れの早さに冬の足音を感じる。
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