Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Perardで炎のCrêpe Suzette☆

これまで何度も訪れている「トゥケ」。やはりここが最も賑わうのは夏ですが、一年を通じてゴルフ場としても人気があり、別荘・リゾートマンションも多くシーズンオフでも週末は人が多い印象です。

IMG_4299 copy.jpgいつ来ても、寒くても、外までワイワイ状態のお店が少なくない。

デジュネにムール貝をエンジョイしたブラッスリー・レストランの『LE MATISSE』(ル・マティス)も夜になるとライトアップされてちょっと印象が変わります。

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/le-matissemoules.html

IMG_4300 copy.jpgそんな様子にも目もくれず(!)私達が訪れるのは、今回ももちろんあのお店『Restaurant Perard』(レストラン・ぺラール)

(前回の様子→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/perard-1.html

IMG_4301 copy.jpgいつも通り満席の賑わい。

トゥケを代表する人気店シーフードレストランです。

IMG_4302 copy.jpgえっ、大丈夫?私達のいつものテーブルが無いかも…と窓から見た様子に一瞬心配になりましたが、大丈夫でした。

すっかり常連さんな様子で、いつものテーブルへ案内されホッ!

そしてシャンパンと鱈のコロッケは、お店からの嬉しいサービス♡

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ここに初めて来た日を振り返ると、もう随分と前になりますが、その間に最初に担当してくれた女性店員ロザリー(仮名:勝手なイメージです)は年々昇進、偉くなり、今ではお店全体を仕切るマネージャーになりました☆

IMG_4305 copy.jpgいつも通りまずは生牡蠣からスタート。

IMG_4306 copy.jpgもちろんGillardeau(ジラルドー)。

フランス西部のラ ロシェルとブールスフラン ル シャピュスで 1898 年に設立されたジラルドー家とその小さな民間企業によって生産される食用牡蠣のブランド「ジラルドー」を知ったのもこのレストランがきっかけでした。

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そしてcrevette rose(ピンクシュリンプ)。

これがただ茹でた海老とは思えぬ旨味と甘味の海老で前回食べてからすっかり虜♡

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よくパリのマルシェでも見かけますが、この海辺の町ならではの鮮度とズバ抜けた美味しさに悶絶。

これをガリッと挽いた黒胡椒のみでいただく。

IMG_4310 copy.jpg贅沢にオマール海老を使ったサラダ。

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そしてこれもやはり食べましょう!とソール・ムニエル。

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IMG_4312 copy.jpgと、ここまではコムダビ(いつも通り)。

でも今回違ったのは、ここでは初めてオーダーした、これまた元祖なフレンチデザート『Crêpe Suzette』(クレープ・シュゼット)

カタコトカタとワゴンがテーブル脇にやって来てスタンバイ、クッキングスタート。

IMG_4308 copy.jpg人生で初めてクレープシュゼットを食べたのは、小娘時代のデートだったと思います。

レストランで恭しくワゴンが運ばれ、目の前で作られ、立ち上がった青い炎に「わ〜っ!」と感激でした。

デート相手は誰だったのか1ミクロンも覚えちゃいませんが、クレープシュゼットの味は覚えています。

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クレープシュゼットの起源は諸説あるそうですが、広く伝わってるのが、菓子職人Henri Charpentier(アンリ・シャルパンティエ)の失敗によって生まれた説。

時は、後にイギリス国王となったエドワード7世の皇太子時代の19世紀の頃。

アンリ・シャルパンティエがエドワード皇太子のためにデザートを作っていたのですが、調理中に誤ってリキュールに火がついてしまいファイヤー。が、その結果その味が素晴らしく、そのまま皇太子に献上したのが始まりと。

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また当時は、コニャックを使ってフランベされたそうでですが、現在ではGrand Marnier(グラン・マルニエ)を使うのが一般的とされていています。

こちらのお店でも大きなグラン・マルニエの瓶からたっぷり注がれました。

何年かぶりの「わ〜〜っ!」(^o^)

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えええ、、ちょっと入れ過ぎじゃない?!これが本場?!

とにかくこれまで私が経験した中で1番のファイヤーぶり。

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そもそもは、エドワード皇太子のために作られたクレープでしたが、皇太子がお連れの女性の名前「Suzette」(シュゼット)としてはどうかと提案され、その名がついたという説のクレープシュゼット。

とってもいい香りを漂わせて焼きあがりました☆

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仕上げにバニラアイスを添えてボナペティ。

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という訳で、今回もこのレストラン「Perard」(ぺラール)をおもいきり満喫する=ミッション3をクリア☆

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それにしても失敗から生まれる銘菓は、お菓子のあるある話ですが、私の場合失敗したデザートはかなりまずい、どうにもまずい…。

いつかホニャララ・ケーコなお菓子を作ってみたい…。

<info>
Restaurant Perard
67 Rue de Metz, 62520 Le Touquet-Paris-Plage
03 21 05 13 33
http://www.perard-letouquet.fr/

*****おまけのトゥケ*****

大人の夜はこれから。

ホテルに戻ってバーで食後酒片手に語らいのひと時。寝落ちしても宿泊ホテルだと安心。

お姫様抱っこで部屋まで運んでもらおう…。(姫だっこされたことないけどね。。)

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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