ヴァカンスの始まり☆
おはよーございます。
4時起きでパリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着。眠い…。
つくづくシャルル・ド・ゴール空港は広い!
そして初めてターミナル2Dへやって来ました。
初めて利用するオーストリア航空のラウンジへ。
はい、オーストリアと言えば、このブログでは=スキー合宿地でございます。。
俄かに思い出されますねぇ、今年も過酷だったあの雪山でのバックカントリースキー。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-972.html )
まさか今回のヴァカンスは夏山@オーストリアですか?!
ノンノン!
目指すは、首都Vienna(ヴィエナ)♬
そう、初めてのウィーンでございます。
ラウンジに並んだパンの様子もエールフランスと微妙に違う。
胡麻やケシの実付きのヘルシーな雑穀パンはオーストリアらしい。
定番ヴィエノワズリーなクロワッサン、パン・オ・ショコラだってそもそもはウィーンからフランスに伝わったもの。
フランス語で「ウィーン」「ウィーン風」の“Vienne”(ヴィエンヌ)がヴィエノワズリーの語源だし。
かなり眠く、夫に首根っこを掴まれるようにやってきた早朝の空港。
ようやくお目ざのケイク(パウンドケーキ)でパキーン!と目が開きました。
K「アントワネットな気分が盛り上がってきた〜♬」
夫「は?」
K「オーストリアだよ、ハプスブルクだよ!アントワネットだよ♡」
夫「君、ちゃんとウィーンの予習してあるの?」
K「随分前にガイドブックを一読したけど、ほとんど忘れてますね〜」
夫「・・・。」
K「ま、適当に」
夫「何言ってんだよ。知らない所に行くんだから最低限のことは調べておくべきだろ!」
K「じゃ、とりあえずここにあるロゼワイン特集で美味しそうなオーストリアのワインをメモっておこう♬」
夫「・・・! そんなことの前に町の交通とか外せない美術館とか!」
K「それは機内で」
いつも通り下調べ・予習もバッチリな夫に対して、行き当たりバッタリOKな真逆夫婦で行く初めてのウィーン、どうなることやらな旅の始まり。
パリから約2時間の空の旅、機内食は朝食。
左上のチーズとネギのキッシュは熱々で美味しく、左下のマンゴーフレーバーのヨーグルトにはフルーツと穀物がいろいろ。
そしてオーストリアと言えば!な表面に5本のカーブ(星型)の切れ目が入ったパン、「カイザーゼンメル」。
カイザーとは「皇帝」を意味で、パンの上面にある模様が皇帝の王冠のように見える事からこの名がついたそう。
ちょっとユニークだったのが、ナプキンには小さなクリップがついていたこと。
ナプキンが落ちないようにこれで洋服に留めるもの。
空の2時間などあっという間。
夫「見て見てドナウ川!!」
K「わ〜♬」
K「懐かしき河よ〜、モルダウの〜、清き流れは我が心♬」(中学生の頃に歌った懐かしき合唱曲)
夫「それはモルダウ!チェコだよ。これはドナウ!!」
緑も多く、ゆったり流れるドナウ。
という訳で無事に着陸。
夫「おいおい!!もう最初っからたまらないんだけど♡」
K「え?」
と、到着ターミナルの壁には時計を模した名物、仔牛のカツレツ「ヴィエナ・シュニッツェル」が。。
揚げ物ラバー、中でも「ヴィエナ・シュニッツェル」に目がない夫にはこれはいきなり先制の嬉しいカウンターパンチ?!
夫「今からでも食えそう♬」
K「まじか…。」
そして荷物が出てくると夫は一人足取り軽やかに出口に向かっていきました。
K「ちょっと待って待って!」
全く聞こえてない。と言うか、初めての町なのになぜそんな迷いもなく早足でズンズン行くんですか?
ちょっとは後ろを気にしてくれないのか?と思うのですが、仕事もプライベートもついてこれない奴は置いていく、振り返りません。できない奴はそこまでだ、な厳しさ?!
(↑そう広くはない空港ですが、画像真ん中あたりの出口はとにかく混雑)
私の前にちょうど夏休み団体ツアーらしき若者一団が入ってしまい、すっかり夫とはぐれてしまった…。
え〜、どこ行った?タクシー乗り場だろうけど、定額空港タクシーに乗るって行ってたし、その乗り場の掲示がないし。
インフォメーションではぐれて迷子だと話すとして、私のパスポート等は夫が持ってるわけで、身分を証明できるものが無いのはかなり心細いし、ちょっと怪しげツーリストに思われるんじゃないか…
とにかく電話、良かったiPhone持ってて。と電話するもでない。
その瞬間急に焦り、周りから聞こえてくる聞きなれない外国語の波が一層不安を煽り、怖くなってきました。
きっと振り返ったら私がいなくて怒り心頭。電話の呼び出し音に気がつかないんだろうな…な想像はできるものの、そのまま怒って一人でホテルにチェックインされても困る〜。
(初めてのオーストリア空港)
宿泊ホテル情報も詳細には頭に入ってないし(機内じゃ寝ちゃったし)、予習不足でウィーンの街のどのへんかもわかってない。なんて私はダメ女だったんだ…予習は大事だ!!と心底反省。
とりあえずキョロキョロするな、落ち着けケーコ!
繋がるまで何度でも電話!と試みたところ繋がりまして
夫「どうしたの?今どこ?」(あれ?怒ってない)
K「出て右」
夫「じゃ左にまっすぐ来て」
いたいた!
夫「税関で捕まったんだと思ったけどパスポートないから大変なことになってるだろうな〜と思った」(←なぜ嬉しそうに話す?! ブロークンな言葉で半ベソ状態で言い訳する私を想像して楽しんでたんかい…)
K「・・・。」
とにかく到着早々焦りまして、人生何事も準備・予習は大切で、もしもの時に自分一人でも冷静に考え、機転をきかせて動けるようでなくては…!と反省で始まったのでした。
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