
NATURALIA☆老舗Bioスーパー
パリ暮らしを始めた2005年当初、アパルトマン近くにあったオーガニック(BIO)のチェーンスーパー“NATURALIA”(ナチュラリア )。
1973年にパリにオープンしたBIO(オーガニックスーパー)としては先駆け、歴史のあるスーパーです。
BIO製品が徐々に広まり一般的に浸透してきた頃でもあり、それまで日本のスーパーでは美しい形で綺麗に並んだ野菜や果物を見慣れたきた私にとっては泥つきのふぞろいの林檎たち系な野菜果物は見ためからしてなかなかの衝撃でした。
そして「ビオ、自然食品=体に良さそう!」とお店に入って見たものの、床にはむしり捨てたような野菜の葉が散らばり土で汚れ(放置)、手にしたレタスからは虫がボンジュ〜♬と出てきそうだし、見たこともないグロテスクなキノコにこれ大丈夫?!と不安になり、買ってみたパンはカッチコチで固く風味がなく、「ビオ=なんでも美味しい」な想像とはちょっと違った印象を受けたのでした。。
また当時のその店内は雑然としていて色々な商品が雑多に置かれていたため、なんとなく清潔感がなく、その後なかなか購買意欲はそそられず、そこで買うのはミルクや豆乳、グラノーラ、チョコレートやドライフルーツぐらいでした。
ところが、ここ最近美味しそう!とボンマルシェに向かう途中に何度も足を止められたのが、“NATURALIA”(ナチュラリア )バック通り店。
6区という場所柄もあってか昔感じた印象とは異なり、またここ何年かでパリにはどんどん綺麗でオシャレ、そして美味しい(ここ大事!)なビオスーパーが増えたことに伴い、色々と変わったのでは?!
というわけで、手ぶらパトロールのある日入ってみました。
入ってすぐの左手には発色の綺麗な元気そうな野菜や果物がいっぱい。
我が家では、ダイエット週間の朝食に食べるナッツやグラノーラ。
こちらの店舗は地下フロアもありまして、
1Fには野菜果物・生鮮食品を中心、地下フロアにはワイン・ビール&ジュース、調味料、乾物類が揃っていました。
ナチュラルコスメも。
肉料理のつけ合わせ用にレトルトパックになった大麦のリゾット、
美味しかったらお土産にしようかな〜とインスタントスープを買ってみました。
飲んでみたところ、
K「うーん、よく言えば体にとても優しいお味ですな」
夫「味がしねーよ」
濃い味好きの方に物足りないかも?!
そして久しぶりの“NATURALIA”(ナチュラリア )で買ったビオ野菜で作ってみたのはコロッケや、
ナス、トマト、パプリカ、玉ねぎ、ケッパー等と画像には見えてませんが季節のフレッシュアーモンド(食感がいい!)を入れたカポナータ、
プチポワのコンソメスープ。
ギリシャのチーズ「フェタ」を散らしたグリーンサラダなど。
「あったら買ってきてね!」
と、夫に言われたのはこのブログではお馴染みの乾燥バナナ(←ちょいちょいこだわりがあって食べ比べしてるらしい)。
K「これ、たぶん初めて買ったと思う。どう?」
夫「美味しいけどちょっとドライ過ぎ。もうちょっとねっとりしてる方が好き」
乾燥バナナにはやはり一家言ある…。
毎日のことなので口にする物、体に入る物には気をつけて良質なものを摂るようにしたいとは思うものの、単に「ビオだから」ではなく、食べていて自分が美味しく感じる、幸せに感じるものを取り入れた食生活を送りたいと思っています。
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