
オペラ・ガルニエ宮☆ジゼル公演!
昨年12月からの年金制度改革に反対するストライキでパリ・オペラ座の公演も中止になっていました。
1月25日から公演再開と聞いて一安心したものの、その後もバレエ“GISELLE”(ジゼル)の初日31日が中止になるなど、私の予約日はどうなることやら…と思っていたのですが、2月2日の夜の公演は予定通り行われました。
2020年2月2日、こうして「2」が並ぶのは今世紀最初で最後ということで、そんなことも朝からニュースになっていた日です。
(フランスの日月年順の表示では02/02/2020となり、逆から読んでも同じと!)
久しぶりのパリ・オペラ座ガルニエ宮☆
今回はバルコニー席のやや右側席からの鑑賞。
幕が上がる前に組合側からストライキに関するコメントのアナウンスがあり、引き続き反対運動を続けるという所信表明がありました。
それに対して観客からは讃えるように熱い拍手が起こりましたが、その一方でブーイングも。
この国の複雑な年金制度とその歴史について私は無知なので改革について意見は述べられませんが、パリ旅行でずっと前からオペラ座でのバレエやオペラの公演を楽しみにきた人にとっては、公演中止は本当に残念なことだと思います。
たくさんの公演が中止された中で、「公演を楽しんで下さい」で終わった宣言アナウンスにapologizeは無いんだな〜、権利の主張は当然かなど思いながら見上げたシャガールの天井画はいつも通り美しかったけれど。
2月2日のディストリビューションはこちら☆
とにかくガルニエ宮でのバレエ鑑賞は久しぶりだったのですが、いつの間にか知らないダンサーがたくさん名前を連ね、日本人や韓国人ダンサーが増えたこともちょっと驚きました。
今回主役のジゼルを演じたのは、2016年にエトワールになったLeonore Baulac(レオノール・ボラック)さん。
リアルな妖精のような可憐さで、後半は踊るたびに本当に天を舞って空高く消えてしまいそうでした。
(以下3枚プロフィール画像はパリ・オペラ座公式サイトより↓)
貴族アルブレヒト大公は、同じく2016年にエトワールに昇格したGermain Louvet (ジェルマン・ルーヴェ)さん。
これまたノーブルないかにもパリ・オペラ座らしい美ダンサー。
カッコ良くて目が離せませんでした。
そもそも皆さん脚が長いのですが、ジェルマンさんは一際長く、筋肉のつき方が細く長く、そのラインがとにかく綺麗なので、動きの一つ一つにエトワールらしいオーラを纏っていました。
そしてカーテンコールで大きな喝采を浴びていたのが、ウィリ(精霊)の女王を演じた日本でもすっかり人気のオニール八菜(Hannah O'Neill)さん。
エトワールへの昇格が楽しみで待ち遠しいプルミエ・ダンスール。
( 関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/la-bayadere.html )
ガルニエ宮でのジゼル鑑賞は4年ぶり。
ストライキはじめ最近の世の中の騒動、喧騒なども忘れて没頭した幻想的な2時間でした。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-550.html )
やはりバレエはクラシックが好き♡
ちなみに公演が中止される場合は当日午後に公式サイトにて確認できます。
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