シェフのオススメを堪能☆
再び通い始めたレストラン“Le Violon d'Ingres”(ル・ヴィオロン・ダングル)。
こちらも普段は料理はアラカルトで前菜、メイン、デザートと好きなものをチョイス。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/8le-violon-dingres.html )
フロアを仕切るオーナーのBertrand Bluyさんから乾杯ロゼシャンパンのサービスをいただきながらメニュー選び。
アミューズはウニの一皿、キャビア載せ♡
この日Bertrandさんが、
B「今日はシェフのジミーが前菜とメイン、いずれもオススメしたいと言ってる料理があるんだけど」
夫「いいね!なに?」
B「まず前菜は季節のサンジャックと黒トリュフ」
夫「美味しそう!」
K「それ、いただきます♡」
夫「僕も!」
と言うわけで珍しく二人で同じ料理をチョイス。
それはソースにも黒トリュフをふんだんに使った贅沢な一品でした☆
夫「メインのオススメは?」
B「すごくイイ仔羊が入ったからシンプルにローストで。このレベルの肉はなかなか無いとは思う。ただある程度の塊肉で火入れするからこれは二人分からのオーダーになるんだけど…」
夫「ケーコさんどう?」
K「うーーん、もうちょっとメニューみたい」
と、ここは日本語で応えたのですが、Bertrandさんは日本語はわからないはずなのに、このへんの空気感を読むのが本当に巧み。
B 「ゆっくり考えて」
(レストランオフィシャルサイトより↓)
Bertrandさんはスキンヘッドで大柄、フランスのラグビー選手のようなルックスなので全てに豪快で大雑把なタイプに誤解されがちで、時にSNS上などでも粗野な人っぽく書かれたりするけれど、彼とのおつきあいが長い私達からみるととても繊細で几帳面、細かいことに気がつき、気配り上手なナイスガイです!
最終的に私も久しぶりに美味しい仔羊肉食べたいと思い、シェフのオススメ料理をお願いすることに。
夫「メインは二人で仔羊にお願いします」
B「OK!でも無理してない?特にケーコ、それでイイの?オススメはオススメだけど食べたいものを選んでイイんだから。本当に大丈夫?」
夫「問題なし!」
K「本当に仔羊食べたいです!」
B「了解♬」
最後まで大丈夫?と気遣うBertrandさんの目は優しく、つくづくイイ人♡
そんな彼とシェフのJimmy Tsaramananaさんがオススメした仔羊料理は悶絶級絶品料理でした。
火入れはパーフェクト。
ジューシーで柔らかく、香りも優しくまさに乳飲み仔羊な上質な味わい。
添えられたポテト&黒トリュフもイケる!でペロリとたいらげました。
デセールの前にちょっと席を外して戻ってくると、ナプキンが綺麗に畳まれていました。
「彼がやってくれたんだよ」と、テーブル脇にいたのはサービス担当の若い男性。
「はい」と日本語で応えた彼の口からはスラスラと日本語が飛び出した!
K「日本語はどこで勉強したのですか?」
S「マンガです。日本に行ってみたいです!まだ行ったことがありません」
フランスは、というかパリでは(?)こうした日本語を漫画・アニメで学んで、しかもそこそこ話せる若い人がわりといてオバさんケーコとしては感心しきり。
マンガは偉大だけど、それで語学習得に繋がっているところに世代の違いも感じますし。
そんな日本語が上手な彼が運んできてくれたデセール。
シンプルですが、とても繊細でキャラメルソースが効いたタルト・タタン♡
こちらはさっぱり梨のコンポート。
食後のエスプレッソと共に焼きたてマドレーヌ♡
満腹でもこちららのレストランのミニャルディーズはスキップできない、しちゃいけない?!
カヌレとチョコクリーム、どっちからいく?
チョコムースから☆
最後に久しぶりのカヌレ☆
食後、シェフにお礼のご挨拶のためにキッチンへ。
帆立と仔羊、いずれも美味しかったけどなんて言おうかな〜と思っていると、
J「ウニどうでした?あのウニ料理どう思う??」
K「ウニ?」(え?!な顔になったはず)
ウニ=最初のアミューズの感想を聞かれるとは想定外。帆立と仔羊で頭がいっぱいで言葉が出てこない。
夫が「もちろんウニも美味しかったよ〜」と反射的に答え、仔羊の感激を伝えていたけれど。
唐突な質問や予想外の言葉にスパッと答えたり、ユーモアのある返事ができるようになりたいものです…。
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