
どっちが罰ゲーム?!
ほぼほぼ毎年のことですが、夫は結婚記念日を忘れているか日付を間違っています。
今年も忘れかけていたので、罰ゲームです!
K「罰として私のリクエスト料理を作っていただきます」
夫「いいよ♬ なんでもこい」
あれ?ちっともイヤそうじゃない。お題を出されたアイアンシェフのような目で闘志がみなぎってるし、なんだかやる気満々で嬉しそうだ…。
罰ゲームにならないかも…と思いつつ、
K「オーダーっ!じっくり赤ワインで煮込んだオックステール☆」
夫「ウィ、マダム」
以下、私は全く手を出さずiPhone片手に撮影に専念。
(なので作り方の詳細は把握しておらず、分かりづらい説明ですみません…)
賽の目切りした色々野菜とブーケガルニ(ミルポワ)と赤ワインでオックステールをマリネすること一晩。
翌朝「お〜、浸かってる浸かってる」とか言いながらオックステールを取り出し、塩胡椒。
そして軽く表面を焼く。
そのミルポワをバターで炒め始めた。
夫「これも入れよっと♬」
パリから買ってきた乾燥キノコ(ジロール茸)だと思われます。
濾したマリネ液に新たに赤ワインを加え、その中にソテーしたミルポワを戻し入れる。
一緒にポイっと入れた黒いものが。
K「何それ?」
夫「三越で買った高級干し黒椎茸♬ 」
ここでちょっとバルサミコ酢も入れていた?
ジャガイモと焼き目をつけたオックステールを深鍋に入れ、その上に炒めたミルポワを投入。
ここから4時間ほどアクを取り除きながら弱火で煮込みました。
4時間後、オックステールとジャガイモを取り出し再び濾しました。
濾した後のミルポワは不要と言うことで、
夫「片付けておいてね」
K「はい…」
別途用意した小鍋で新たに赤ワインを煮詰め、焦がしバター、表面に浮いた脂を取り除いた煮汁(ミルポワを濾した後の↑)を加えながらソース作り。
いったん煮汁から取りあげたオックステールとジャガイモ、黒椎茸はこんな状態。
そこに赤ワインソースをかけ入れて再び煮込む。
ワインとバターのいい香り。
こうして赤ワインたっぷりのオックステール煮込みの完成。
長時間煮込んだだけにオックステールは、味が染み込み、ホロっと柔らかく、ソースはマメに脂を引いたせいか味わいは濃厚なのに口当たりはサラっとしていました。
それと一緒に煮込まれた干し黒椎茸の旨味も秀逸☆
ワインはメルローが飲みたい!と思い、ソムリエール・ケーコが選んだのはフランス・ボルドーのChateau de Reignac (シャトー・レイニャック)の“Balthvs”(バルテュス)2005。
まろやかで程よくスパイシーさもあって我ながらボンショワだな(good choice)と自画自賛。
K「久しぶりの煮込み料理、オックステール、満喫しました。メルシーボークー!」
夫「マダムに喜んでいただいてよかったです。じゃ、後片付けよろしくね♬」
え…。
ヘラやスプーン複数、おたま、ピンセットの他にシノワ、鍋やボウルとたくさんのキッチン道具が散乱し、床や柱に赤ワイン染みが飛び散らかり放題。
最近食洗機の調子が悪いこともあり、お皿も含めて全て手洗い。
なんとなく最終的に私の方が罰ゲームを喰らってる気がした週末ディナーでした。。
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おまけのパリ。
雨のパレロワイヤル。
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