
久しぶりの魯山人風すきしゃぶ☆
先日のGさんからのコメントで思い出したのが『煎り酒』。
K「そう言えばここ最近煎り酒って使ってないよね。久しぶりに食べたくない?」
夫「いいね!煎り酒と言えば我が家じゃあれだな」
K「魯山人♡」
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-284.html )
と言うわけでまず、
K「お鍋&食材用意の前に今日はこれ使いましょう」
夫「いいけど落として壊さないでよ、デストロイヤー…」
食器棚から取り出したのは、北大路魯山人の箸置き。
我が家の食器コレクションの中では特に大事にしているものの一つです。
魯山人の食器と言えば贋作とまで言わないものの似たようなもの、魯山人風は多いけれど本物には独特な「ロ」のサイン。
以前は箸置きとしてではなく、魚の器と一緒に飾ったりもしていました。
ひとつひとつ1匹1匹に味があるというか、小さいのに手にするとなんとも言えないパワーを感じます。
魯山人は一言で言えば芸術家となってしまうけれど、画家・陶芸家・書道家・篆刻家・漆芸家、そして料理家で美食家等々たくさんの顔を持っていたことからも、きっとエネルギーに満ち溢れていた方なのだろうと思います。
簡単テーブルセッティングが整ったところで和牛スタンバイ。
食べ方は、魯山人の食べ方を参考に我が家風なアレンジをした「すきしゃぶ」。
すき焼きとしゃぶしゃぶのいいとこ取りみたいでとても好きな食べ方。
まずは陶板鍋で牛脂を軽く、そしてネギを焼きます。
そしてお肉。
割下をちょろっとかけてジューっと。
そのお肉だけを大根おろしで食べる。
お酒は、MHご夫妻にいただいた長崎の日本酒。
大吟醸の微発泡なにごり酒で、とろりとしながらも後味スッキリな味わい☆
こうしてしばらくすき焼きを楽しんだ後、お出汁を投入。
陶板鍋にはすき焼きの風味もすっかり移っているのでお出汁の入ったスープだけ飲んでも美味しいのですが、そこでしゃぶしゃぶ。
そしてしゃぶしゃぶしたお肉を『煎り酒』でいただく。
煎り酒は今までは梅干しで作っていたのすが、今回は手抜きで「久原本家茅乃舎」のものを買ってみたところ、自分で作るよりずっと美味しかった…。
夫「早く食べないと肉が硬くなるよっ」
K「はいはいはい!」
そして最後に野菜やきのこを楽しむはずでしたが、お肉でかなり満腹状態。
K「もう舞茸とネギだけでいいね」
夫「だな」
でも最後に感激したのは、お肉と出汁の旨味がしっかり染み込んだネギが熱々トロトロでとても美味しかったこと。
うーん、もしかしたらこの料理はネギを究極的に美味しく食べる料理かも?!
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パリの1枚。
去年の今頃、ものすごく暑くなった日にカフェではお水(Carafe d'eau 水道水)と一緒に氷のサービスが嬉しかった。
日本ではお冷に氷は普通ですが、パリでは私はこの日が初めてでした。
K 「去年のパリ、暑かったね」
夫「思い出したくもない!」(←暑いの苦手な人だから)
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