初夏のFlorilege☆
外出自粛生活中に自宅で無理矢理一度着たきりだった青いドレスをようやく外出で着れた♬
と、そんなことにもちょっと心弾んでお邪魔したのは、外苑前にあるフランチレストラン“Florilege”(フロリレージュ)。
川手シェフとソムリエールの橋本さんとも4ヶ月ぶりの再会。
このブログではすっかりお馴染みのレストランですが、カウンター席からキッチンを眺めながらのエンターテイメント感満載で食事が楽しめる大好きレストランです。
ディナーはコース料理1本ですが、お客さんごとに内容は微妙に違っているので、自分のところにはどんな料理がサーヴされるのか?とワクワクします。
まずは乾杯☆
この日もドリンクは、食事に合わせたアルコールペアリングでいただきました。
畑から採れたて風にヤングコーンのポレンタ。
牡蠣を美しい緑のほうれん草タルトでいただく。
夏蜜柑ソースがアクセント。
ワインは初夏っぽくサンセール合わせ。
お皿に縦に盛りつけるこのスタイルはフロリレージュっぽく、スタイリッシュな感じで好き♡
それは、一見茄子の煮びたしのようなお料理で、茄子の中には穴子とピクルス、そしてエルダーフラワーを飾って。
紫の折り紙っぽいのは、茄子の皮で作られたもので見たままに薄く繊細。
このお料理には、日本酒合わせ。
以前は平気だったのですが(四十を超えてから…)日本酒とワインが混ざると二日酔い気味になるので私はスキップし、夫のグラスを味見程度に。
続く好きな苦味野菜のひとつ「アンディーブ」はどんな感じに?と思っていると、黒トリュフ合わせときた!
チーズソースに塩昆布パウダー、マリーゴールドのコンフィ添え。
ペアリングワインは、シャトーヌフ・デュ・パプの白。
K「マリーゴールド(のコンフィ)って言ったよね?」
夫「うん。この上に載ってる葉っぱがマリーゴールドの葉っぱっぽいけど。違う?」
K「花に疎くてわかりません…」
夫「聞いた俺が悪かった」
K「・・・。」
マリーゴールドは聞き間違いかな…と思いながら食べた柑橘のコンフィは、レモンよりは酸味が柔らかくスウィーティーみたいな感じで、だとすると「メロゴールド」というフルーツもあるけれど。
葉っぱがマリーゴールドだとしても、食べるのは初めて云々な話をしながら別皿で添えたらアンディーブのアイスもペロリ。
そこまで気になったマリーゴールド問題なのだからお店の方に尋ねればよかったのですが、次の料理が運ばれてきてすっかり忘れてしまった…。
というのも、続くお料理がメニューに「トレビス」とだけ。
トレビス好きとしては、それはどんな料理でいただけるのかと最初から気になっていたのです。
そこで登場したのは、綺麗なワインレッドのソースが目を惹く、鹿肉とトレビスを層に重ねた一皿。
ソースの赤はベトラーブ(ビーツ)で、ほんのりした甘味と右横の酸味のサワークリームと一緒にいただく、とても好きな味バランスでした。
赤ワインが合う♡
こういったワインペアリングコースは、家での食事のワイン合わせにも参考になり、おもてなしな食事の際に勉強にもなるので、しっかりワインの説明を聞こうと思ってメモも(撮影)。
が、このあたりから撮影も曖昧に…。(毎度そんな感じ)
旬の鮎をフリットを青海苔ソースで。
ストライプ柄は、ウドのスライスで、ちょこっと載っているのが山椒の花のピクルス。
トマトジュース付き。
大人になったな自分!と感じる瞬間のひとつが、鮎の肝の苦味を美味しく感じている時。
そんな肝に合わせたお酒はワインっぽい日本酒でした。
ちょっとびっくりしてしまった、実家の裏山にでも生えていそうな葉っぱがいっぱい。
それは「スベリヒユ葉」というもので、世界的にも古くから食用にされていたものだそう。
思ったよりクセもなく、食感はやや肉厚。
そんなスベリヒユの下に藁で燻製されたカツオ☆
ふんわりソースは、ココナッツとピーナッツ。
別皿には、カツオのつみれ。
毎度驚きと遊び心も感じるフロリレージュのお料理ですが、今回は一段とそれが強く感じられました。
持たせてもらって、その重さにびっくりした仔羊の髄(その中に骨髄スープ)。
仕上げにそのスープのようなソースを添えていただいた肉料理は、仔羊のロースト。
絶品♡
横にはウドの焼き味噌ロースト。
それにはコート・ド・ボーヌのMichel Gaunoux(ミシェル・ゴヌー)のCorton Renardes Grand Cru(コルトン・ルナルド グラン・クリュ)、綺麗な赤ワイン合わせで。
このワインは、特に好きだったのでしっかり銘柄チェック☆
ふわふわはなメレンゲの泡の中にさっぱりとパッションフルーツのクリーム&ゼリー。
マンゴーとココナッツブランマンジェに、ほんのりミルクシャーベットがけ。
シメのアマゾンカカオを使ったデセール。
今回は紫蘇のジュレを合わせた濃厚カカオな中に後味さっぱりのひと皿でした。
外食頻度が低くなった今日この頃なので、その1回の外食がとても楽しみですし、コロナ前に比べると一皿一皿を丁寧に、より感謝してただくようになっています。
そんな中で、ここ数日間連続でコロナ感染者が100人超えの東京なので、こうした夫との外食も極力絞るつもりですが、日頃お世話になっているお店を応援したい気持ちもあり、経済等のことを思うと外出自粛していた時よりもwithコロナ生活の方が何かと難しい…と感じる今日この頃です。
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パリの1枚。
セーヌ川沿いの船上カフェ。
いつももっと季節が良くなったらお茶したいと思いながら眺めてばかり。
でも実際そんな日がきても陽射し浴びまくりで絶対焼ける…と思ってやっぱり実行できない船上カフェのティータイム。
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