
ふるさと食材で料理対決☆前編
実家帰省をしない今年の夏、新潟から弟が地元夏食材を送ってくれました。
まずは枝豆。
ご近所スーパーでチラチラ見ながらも食べるなら新潟産!と我慢していた夏の風物詩。
ブログにも度々書いてますが、新潟は米どころ、酒どころと並んで「枝豆どころ」。
その作付面積日本一。栽培面積・消費量は全国1位。
5月から10月まで枝豆品種リレーが続きます。
中でも個人的に大好きなのが、この時期の『新潟茶豆』。
普通にスーパーに並ぶものも美味しいけれど、親戚農家さん直送のものは別物、絶品です。
いつも通り陶版鍋で蒸し焼きでいただきましたが、その味わいは甘くホクホク、まるで甘栗のよう。
さて、今回届いた食材でどんな料理を作ろう…。
と言うわけで、夏休み緊急企画(!)夫婦でお料理対決。
早さが「命」手抜き料理人・ケーコ VS 自称「炎」のヒラメキ料理人・夫。
ジャッジは弟。
どちらが作ったのかは告げず、画像だけで判断してもらうことに。
こうして始まった最初の対決食材は、フルーツトマト。
私はゴルゴンゾーラチーズと胡桃を使ってトマトサラダを作りました。
一方、夫は卵と一緒に中華の定番家庭料理「トマトと卵の炒め物」。
昔、Maison China Umemotoと言うレストランで食べて以来すっかり好きになった料理で、今回夫はメイプルシュガーと中国醤油を使って作りました。
が、そんな完成図を撮り忘れてしまったので、この勝負は私の勝ち。
夫「それ、わざとだろ…」
K「無意識でーす」
2つめは「笹神茄子」。
新潟県はナスの作付面積も全国1位。
なのにその出荷量は2240トンで17位(2017年度農水省出荷統計)。
茄子に限らないのですが、、その理由は出荷せず自分たちで食べてしまうことが理由だと言われております。
笹神茄子は、緑皮の丸なすで果肉がしっかりしているので煮物や味噌漬けに良く、アントシアニンがないので料理が黒ずまずキレイに仕上がると言われています。
そんな丸ナスで、夫が作り始めたのは、、
鶏挽肉に塩胡椒をして、それをスライスチーズと一緒に茄子の間にサンド。
それを丸ごと揚げるとは、びっくりだ…。
トップにパルメザンチーズをかけて完成。
K「これ何料理?」
夫「100%俺料理。レシピは全く見てなくて、完全に思いつきだけで作ってみた」
茄子バーガーみたい。
私の茄子料理は、茄子ステーキ。
輪切りにしてしっかりめに焼いた後、アンチョビを乗せ、
上からチーズ、仕上げにオリーブオイル&黒胡椒。
弟のジャッジは、
「茄子ステーキも旨そうでだけど、茄子バーガーは作り方も大胆、茄子のトロトロ加減も気になって食べてみたい!」と、茄子バーガーに軍配が上がりました。
3つ目は、「神楽南蛮」。
これまた過去にブログでもご紹介している新潟の伝統野菜のひとつで、江戸時代から栽培されていると伝わる唐辛子です。
果肉が厚めでしっかりしています。
その果肉自体はそれほど辛くもないのですが、種と白い綿が激辛です。
外見が神楽面に似ているので「神楽南蛮」と呼ばれる所以。
この形が好き♡
種や綿を全く使わないのでは、神楽南蛮の美味しさも半減。
使い過ぎは危険ですが、どのくらいどう使うかの見極めがなかなか難しい。
そんな神楽南蛮でパスタ対決。
私はスパゲティを使ってカラスミを合わせてみました。
K「え、、それ合わせる?」
夫「イカスミです。パスタはリングイネ」
冷蔵庫で化石化していた賞味期限を数日越えたイカスミを使用…。

これまたちょっと驚きの組み合わせに審判(弟)も驚く。
「最近イカスミ食べていないのでイカスミパスタが食べたい!」と、またまた夫の勝ち。
ただ実際食べた私達の感想としては、イカスミパスタはちょっと塩辛くなってしまい、カラスミは神楽南蛮の辛さに負けて存在感が薄れました。
ニンニクとアンチョビ、たっぷりの神楽南蛮で食べたスパゲティがスカッ!と爽快な辛さで一番美味しくできました。(これ↓)
K「というわけで、この勝負引き分けにしましょう」
夫「え…」
最後の勝負食材は、養殖うなぎを使ってのメイン料理。
続きは後日に持ち越しです。
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パリの1枚。
この夏はセーヌ川観光クルーズも空いていそうですね。
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