Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

トマト料理☆

日本にいると一年中美味しく感じる瑞々しく糖度の高いトマトは、我が家では一番食べている野菜かも?!

なので冷蔵庫に欠かすことがなく、特にトマト好きな夫は1種類じゃ不満で不安なようで最低でも2種類は常備。

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K「とりあえずアメーラだけでよくない?」

夫「ダメです。リコピンは大事なんで」

あまり返事になっていない理由だよな…と思いながらも一緒にスーパーに行くとトマト売り場であれこれトマト比べが楽しげ…。

酸味や糖度、皮の硬さ等で生食向き、加熱向きと色々あると思うのですが、我が家では大したこだわりもなく美味しそうなものをその日の気分で!と今日はプチトマトのセミドライマリネ。

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オーブンでセミドライにしたトマトを乾燥ハーブミックスとオリーブオイル、塩でマリネしただけ。

サラダに、おつまみに、パイのトッピングにしています。

そしてパイと言えば、トマトパイには思い出あり☆

というのは、パリで初めて友人宅へお招きいただいた時に最初の乾杯アペリティフと一緒にマダムYが用意してくれたのがトマトパイでした。

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とにかく美味しくて初夏の陽気にもぴったりで感激。

「リヨンのお料理教室で習った簡単レシピなのよ〜」

と言うマダムYが、別れ際にレシピをコピーしてプレゼントしてくれました。

以来、私もこうして夏になると毎年何度かトマトパイを焼くようになりました。

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マダムYにいただいたレシピでは、生クリームとたっぷりめの粒マスタード、そこにドライトマトとお好みのハーブを載せ、オリーブオイルをかけて焼き上げます。

我が家ではそれをベースにアレンジもするようになり、生クリームの代わりにフェタチーズ、モッツァレアチーズ、マヨネーズも使ったり。

この日は、パイ生地の成型に失敗…。

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出来合いのパイシートを使ってみたら思ったより美味しかったので今後はパイシート活用決定。

食べる度に初めてのパリのお招きディナーの様子が思い出されて美味しい&懐かしい!

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そう言えばわりと気楽に気さくに自宅に人を招くのもフランス習慣のひとつだと思います。

パリに暮すまで私は友人を積極的に自宅に招くことはありませんでした。

料理にもホステス的な気配りにも全く自信がなく、手際良くなんて絶対無理だし、そもそも家の中を見せるのも恥ずかしい…と。

ところが、パリではそれほど親しくなる前から「とりあえず今度家に来ませんか?」と誘われることが多く、お誘い返し的にやるようなったらハマりました。

ちゃんとしなくては…と勝手に自分でハードルを高くして身構えていたけれど、各家庭でそのもてなし方も色々。

あれこれ失敗してもそれもまた楽しめるし、何よりレストランよりずっとリラックスで周りも気にせず色々な話題を話す中でお互いの心の距離は一気に狭まるように感じます。

なので我が家でもとりあえず家に呼ぼう、そこで話そう、語ろうとお招きし、初めてのゲストにはマダムYのトマトパイを出しています。

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トマトに話を戻して。

この日、夫が赤以外のトマトで作ったガスパチョを食べたい!と。

K「じゃ、自分で作って」

夫「はい…」

というわけでイエロー&グリーントマトで作りました。

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K「黄色い仕上がりだね」

夫「ポイントは、最後にトマトとバジルの香り油をトッピングすること」

参考にしたのは、NYタイムズ誌のクッキングレシピだそう。

それから繰り返し楽しませていただいているのが、お世話になっているOシェフのアメーラトマトを使ったアミューズ。

ある時は、青大豆のババロアとトマトジュレとともに。

IMG_7574 copy.jpgまたある時は豆腐ムースの上にトマト、そしてカニのせで。

IMG_8759 copy.jpgこんな風に綺麗なトマト料理が作れるようになって、いつかおもてなし料理に出してみたいな〜と思いながらいただいてます。

それにしても日本のトマトは美味しい!

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パリの1枚。

近所の公園でワイルドに咲いていたお花。

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☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中です☆

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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