
華正樓☆鎌倉店
今回の鎌倉プチ旅行の一番の目的は、『華正樓』でのディナー。
食いしん坊仲間のSKご夫妻と旅行を企画する際は、行先ありきではなく、まずは何を食べる?から始まり、その結果レストラン、行き先が決まります。なので今回も、
何食べたい?
中華!
じゃ、静岡か鎌倉のあのお店は?
鎌倉ならメンバー会員になってるホテルがあるし。
そんな流れで決まったのでした。
という訳で、伺った上海中華料理の華正樓・鎌倉店。
えっここですか!?と、そのお屋敷ぶりにちょっと驚いてしまいました。
長めのアプローチから建物へ入ると、玄関も広く、お店の方に出迎えられ「お履きものはそのままに〜」と老舗旅館のように三和土で靴を脱いで上がりました。
(こんな時、靴下に穴が空いてなくてよかった〜と思う)
待合室で調度品を眺めて待つこと1分、ご案内いただいたのは3階の奥座敷。
磨かれた手すりや床の感触が心地良い。
こちらの建物は元々は旧華族の別荘だったそうで、和風建築3階建て。
旧き佳きなレトロ瀟洒な雰囲気はおもいきりツボで、お食事をいただく前からハッピーな気持ちになりました。
お部屋の中に入ると窓からの景色は夜なので真っ暗でしたが、漆黒の海の眺めもまた素敵。
日中は青い海と陸の緑が見えてとても綺麗なのだそう。
10人は優に座れる大きな円卓に4人でソーシャルディスタンスも確保。
窓は少し開けられ、入口も開けたままで換気対策。
思わず駆け寄って回してしまったのは、昔懐かしな回転テーブル!
以前TV番組で見たのですが、このテーブルの発祥は中国ではなく、実は東京の目黒雅叙園(総合結婚式場)だと。ただ日本で生まれる前からイギリスに”Lazy Susan”(レイジースーザン)と呼ばれる回転テーブルがあったそうです。
はい、紹興酒ロックで♬と確かに便利だと改めて思いました。
そして食事はアラカルトで4人シェアで楽しみました。
自分たちで取り分けると、つい直箸になってしまう危険があるので料理は全てお店の方に取り分けていただきました。
ひと口ずつ色々が楽しい前菜盛り合わせ。
中でも手前の蒸し鮑のスライスが絶品でした。
海老の卵白炒めは、フワフワの卵白の中に大きな海老がゴロゴロと入ってました。
「こちらの器だけ海老が一つ少なくっております〜」と、お店の方も親切、丁寧。
(言わなかったらわからないのに〜)
イカ、セロリ、レンコンの炒め物。
熱々の筍と椎茸のスープ。
ほうれん草の鶏油がけは、極シンプルなお料理ながら味わい深くとても美味しかったです。
鶏の旨味と香味野菜の香りが凝縮した鶏油なるものに感激。
沖縄豚バラ肉のトンポウロウをマダムたちは1個、ムッシュたちは1個半。
中華風パンがふんわり肉厚で食べ応え大。
コース料理も良いけれど、こうして食べたいものを選んで、みんなでシェアして色々食せるのは中華料理の醍醐味。
なので最後も4人だからご飯ものも2種類いきましょうよ!ということで、カニ入り五目焼きそば。
もう一品は、SKご夫妻のイチオシメニューのスープがけ炒飯。
このままでも十分美味しそうなパラパラの炒飯ですが、
そこにポットに入った上湯スープをかけて、
お茶漬けのようにサラッといただく。
すっかり満腹でデザートの入る余地がなくなってしまいました。
(と言いながら帰り道にコンビニに立ち寄ってアイスを買ってしまったけど…)
この日、お土産用のシュウマイの販売は終了していたので、翌日帰る前に再訪して入口手前のお土産売り場でゲット。
大きな肉まんも♬
帰宅した翌日、蒸していただきました。
旨っ♡
評判通りシュウマイはグリーシーでなくギュギュッとした肉肉加減がよく、久しぶりに食べた本格的中華な肉まんに笑顔溢れる。
お菓子はちょっとだけ。
パイナップルケーキも、
黄身餡饅頭も美味しく、もっと買ってくれば良かったな…は、旅のあるある。
美味しく、雰囲気も良く、お店の方も懇切丁寧、お土産にも満足した華正樓・鎌倉店でした。
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パリの1枚。
飾ったら元気が出そうな赤。
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