Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

何年ぶり?解禁日に楽しみました☆

“Beaujolais”と書いてボジョレー、ボージョレー、ボジョレ、ボージョレと日本でも世界各国でも微妙に表記、アクセントが違っているようですが、私はYRご夫妻とブルゴーニュのワイナリー巡りをした際に訪れたボージョレ地区のワイナリーのムッシュの言葉が「ボージョレ」に聞こえたことをきっかけに「ボージョレ」と発音、書くようになりました。

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そんなボージョレ・ヌーボー解禁日、11月第3木曜日。

毎年1本は飲んでいるものの、ここ何年も解禁日当日に飲むことはほとんどありませんでした。

気がつけば解禁してた…な感じで、何より以前も書いてますが、パリでそれほど盛り上がる様子がないのでついつい後追いに。

でも今年も日本では、お店の目立つ位置にドーンと飾られ、そのセレクションももお店ごとに違ってたりで、改めてボージョレの人気や知名度を感じました。

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そして今年はこのコロナ禍で自宅で過ごす、食べる時間が圧倒的に増えてスーパー&酒屋さんにも頻繁に行くので見過ごすこともなく、11月19日当日にゲット!

こんな風に解禁日当日に手にするのは何年ぶり??と思いながら選んだのは、2本。

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ボージョレ北部、クリュ・ボージョレのブルイィ地区のDomaine Ruet(ドメーヌ・リュエ)の「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」。

「毎年様々なコンクールで金賞受賞」そんな言葉に引っかかって。

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もう1本は白ワインの新酒で、プイィ フュイッセのエリアに隣接するプリッセ村のVignerons des Terres Secretes(ヴィニュロン・デ・テール・セクレット)の「マコン・ヴィラージュ・ヌーボー」。

フルーティーさを最大限に引き出すために通常よりも低め(10〜14度)な低温発酵製造なのだそう。

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赤のボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーを抜栓。

合わせる料理もフレンチにしたいところでしたが、パスタに。

K「タコは任せた」

夫「はい…」

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ホールトマト缶に黒オリーブ、アンチョビ、唐辛子、ケッパーでナポリ名物「プッタネスカ」(Puttanesca)。

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パスタは、穴あきパスタ「ブカティーニ」(シチリア生まれのBucatini)。

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夫「ちょっと待って!仕上げにレモンゼスト」

fullsizeoutput_4042.jpgとても久しぶりに作った「プッタネスカ」ですが、その意味は「娼婦風パスタ」なので初めて聞いた&食べた時からインパクトがあるパスタです。

名前の由来には諸説あるそうですが、「娼婦が客をもてなすためのパスタ」説(←ハート以外に胃袋を掴むのは大事だな)、「娼婦が体力を回復するために食べたパスタ」説(←海の幸と山の幸を合わせてもOKなソース)、「刺激的な味わいが娼婦を思わせるパスタ」説(←個人的にはこの説が説得力がある気がするけど)、「娼婦同様たまに味わえば美味だが、毎日のように食べれば飽きるパスタ」説(←なかなかすごい説だけど頷ける部分もある)などなど。

辛めでパンチのあるトマトソースが好きな私としては大好きなパスタです。

今回はタコを合わせて、ボナペティ♬

IMG_1786.jpg食後は、ブリーチーズと一緒に。

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夫「今年のボジョレってどうなの?」

K「ま〜毎年ね今年のボージョレは美味しいって、今年の風邪は長いと同じぐらいに言われる常套句だと思ってるけど、ちょっと前に読んだワイン雑誌のコラムによると、今年は100年に一度のヴィンテージかも!と言われてるらしいよ」

専門的な理由は割愛ですが、2020年の春は過去100年間で最も暖かく、ワインの大当たり年だった2003年より約1週間収穫が早かったそう。暖かいことで葡萄の糖度が高まり、早めの収穫で必要な水分を葡萄に残したまま収穫でき、発酵時間が多めに確保できたことで美味しくなったと。

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実際今回飲んだワインは想像以上に味がしっかりめで、例年のボージョレよりも濃く感じました。

やはり今年は当たり年なのかも♡

と、久しぶりに解禁日当日に楽しんだボージョレ・ヌーボーでした。

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パリの1枚。

去年のボンマルシェのクリスマスツリー。

今年もそろそろ登場する頃でしょうか。

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☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中です☆

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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