
ブラーノ島の名物リゾット☆
K「妄想してください。私達の地球でのミッションは終了しました。48時間後に地球を離れます。今からどこでもドアを使って一泊二日の最後の地球旅行に出発。どこ行く?」
夫「うーーーん」(考えること10秒)
夫「ヴェネツィア、ブラーノ!」
K「 なるほど、私もブラーノ島。じゃなければアッシジ&シエナを選びます」
K「とりあえずよかった…。ここでまた雪山(スキー)だと言われたらドン引きですよ」
それにしても去年は暖冬で、ブッシュの中のスキーは豪雪の中を滑るのとはまた違った怖さだったな…。
で、夫とは4、5回訪れているカラフルな家々が並ぶヴェネツィアの『ブラーノ島』。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/no-3.html)
よくガラスで有名なムラーノ島と間違われますが、ブラーノ島はレースの島。
そんな懐かしいブラーノ島にインスパイアされて、
K「あれ食べたい!」
夫「あれだろ〜♡」
と言うわけで、島の名物料理を作ることに。
まず用意するのは、魚のアラ。
今回は鯛と金目鯛を用意。
これとハーブ色々でじっくり出汁を取ります。
作るのは、魚の白いリゾット。
過去に何度かブログにアップしていますが、真っ白で具のない極シンプルな料理です。
本場ではハゼの一種の「ゴウ」という魚で作ります。
いくつかのレストランで食べ比べましたが、見た目は真っ白なので同じ風でも、スープストックの味の差は歴然。
フェンネルの効かせ方もポイントですが、今回生のものが手に入らなかったので乾燥のパウダーを使いました。
出来上がったスープストックを濾たら、軽く炒ったお米にワインを染み込ませ、少しずつそのスープを加えてのリゾットづくり。
そしてタイミングを見て、たっぷりのパルメザンチーズを投入。
今回作ってみてパルメザンを入れると、本場のものと比べるとやや黄色っぽい色になってしまうことが判明。
友人シェフに尋ねてみると、白く仕上げるなら「アジアーゴ」が良いのでは?とのアドバイス。
レモンを絞り、ゼストも少々で完成。
こんなルックスなので、映えさも派手さ無し。
スープストックの味わい深さとアルデンテなリゾットの茹で加減で勝負です。
地味だけど美味しぞ、このヤロー♡な感じ。
そしてスープストックがたくさんできてしまったので、翌日も作ってしまいました。
追い生クリームとカラスミトッピングのアレンジ。
K「スープストックにおもいきり贅沢な魚貝を使って見た目とのギャップを広げるってどう?ストックに伊勢海老、ハマグリとか」
夫「いや、やっぱり本場がゴウだから今回の鯛や金目じゃなくて、もっと全然安くて出汁にしかならないような魚でいいのかも。今回のはなんか上品過ぎてパンチが足りない」
いずれにしても本場はもう少し汁っぽい仕上がりでもあるし、もうしばらく試行錯誤が必要な料理です。
*************
パリの1枚。
この時期にイルミネーションを見ながら馬車に乗ったらロマンティック♡
寒そうだけど…。
ARCHIVE
MONTHLY