
Crony☆移転前のラストディナー
港区西麻布にある大人の隠れ家フレンチレストラン“Crony”(クローニー)が来月2月1日より港区東麻布へ移転。
という訳で、これまでの4年間に感謝を込めて移転前の西麻布での営業ラストディナーにお邪魔しました。
緊急事態宣言に伴いディナーは17時半過ぎから20時。
パリのディナー時間はだいたい20時~21時くらいのスタートで日本より遅いので、それに慣れると日本の夕食時間はとても早く感じられ、
夫「17時過ぎからメシ食えるか?」
K「お腹すかないよね…」
少し前まではそんな会話をしていましたが、コロナ禍の今、腹時計はすっかりアジャスト。
早い時間にお腹が空くようになり、17時過ぎのディナーも大丈夫になりました。
というわけで17時半に腹ペコでスタート。
まずはいつも通り石ころコロッケ&シャンパンから。
こちらのレストランもコロナ対策はきちんとされており、入口での検温、手の消毒、スタッフの方は終始マスク、各テーブルとの席間隔も保たれています。
モン・ドールと百合根のタルトは、口の中でとろとろモンドールが溶けた後に、ユリ根が後を追ってきました。うまっ!
すっかり大好きになったデンマークの真ん丸パンケーキ「エーブルスキワ」。
この日の中身は牛頬肉と辛味大根で黒いパウダーは、大根の葉と皮のローストしたもの。
大根が主張してて、おでん+パンケーキな感じでユニークな美味しさでした。
リゾットかと思いきや、それはほぐしたサワラ。
ヘーゼルナッツオイルが香り、キャビアトッピング。
焦がしほうれんの草ソース&パセリオイルのグリーンがインパクト!
味もグリーン、クロロフィル感じる~なソースでいただく甘く香ばしいホタテは絶品。
合わせたのは、 Chassagne-Montrachet(シャサーニュ・モンラッシェ)。
この日もワインペアリングでワインを楽しみましたが、移転前最終営業日ということで「感謝を込めて今夜はお祭り気分でまいります!」とオーナーソムリエの小澤さん。
一段と美味しいワインセレクションでした☆
仕上げは目の前でソースをかけていただいて完成したのは、
サバとトピナンプールの一皿。
これに赤ワインMorey-Saint-Denis(モレ・サン・ドニ )というのも、ちょっと驚きでした。
移転後もこのパンは継続メニューと聞いて安心した!大好きなサワーブレッド。
美味しい食べ方は、三角の頂点を上に向けて真ん中から二つに裂く。(かなり熱々です)
すると、より一層香りがしっかり立ち上がるのが感じられて美味しいです。(←お店の方の受け売り)
そして特製ホイップクリームをたっぷりと。
うまっ(≧▽≦)
合わせられた日本酒酵母のワインともとてもよく合う!
魚料理は、キンメを根セロリのソースで。
フワフワの泡ソースは、玉ねぎ。
肉料理は、鳩。
ポワローネギと下仁田葱という日仏ネギ共演。どちらのネギも美味しい。
そのネギの間に黒トリュフ♡
ソースは、アップルビネガー。
真っ白なボールの中は液体化したFourme d'Ambert(フルム・ダンベール)。
噛んだ瞬間にジュワッと口の中は青カビチーズ。
1つめのデセールは再構築されたタルト・タタンをレモンフレーバーで。
2つめは、お米のアイス。
久しぶりにお邪魔しましたが、オーナーソムリエの小澤さんのスマートな接客、春田シェフのお料理はソースやパウダーなど細部までこだわりがあり、改めてスタイリッシュな空間で瀟洒なお料理の数々につくづく素敵にオシャレで美味しいCronyでした。
移転後の新たな試みも楽しみです。
食後は、ドリップコーヒーと石ころクッキー。
緊急事態宣言下で営業時間短縮となり、ディナー営業のみのレストランなどは特に大変だと思いますが、贔屓のお店は応援したく、こちらのレストランでも皆さんが前向きに頑張っている様子に逆に元気をいただき、美味しい料理&ワイン、笑顔のサービスにしばし現実を忘れる時間でした。
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パリの1枚。
ある年の雪の日、雪化粧のパリの街はとても綺麗ですぐにエッフェル塔へ向かいました。
先週末、東京に雪が降るかも?と、ちょっとだけ期待したのですが…。
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