
コレがないと片目の美女?
もう少しだけ冬のバカンスブログ@オーストリアを。
基本的に毎晩用意され、このホテルの人気の一つとも言われているのが食後の
チーズビュッフェ☆
週一ではなく「毎晩」、しかも70種類が並びます。
とにかく種類の多さにはビックリよね~でした(@_@)
チーズ好きといえば、やっぱりフランス人!
一人当たりの1年間の消費量はフランスが世界第1位で26・3キロ☆(2012年)
ちなみに2位がルクセンブルクとアイスランド(個人的にはちょっと意外な感じ)。
以下10位まで全てヨーロッパ。
フランス人を筆頭にヨーロッパ人はチーズが大好きなのですね~♥
そんなワケで毎晩このチーズビュッフェは大盛況でした。
私もパリ暮らしをきっかけにチーズ好きになってしまった一人。
ここオーストリアにはどんなチーズが並ぶのか?と興味津々でチーズビュッフェへ行きました♪
プレートにはチーズ名、その下に原産国が表記。
が、ドイツ語...(>_<)
モノを見て名前を確認するとなんとなくわかるものもあるものの、ほとんど読めない(>_<)
仕方ない、困った時は野性の感! 嗅覚でチーズ選び。
夫 「フランケンみたいな名前がフランスみたいだけど。」
K 「なるほど。せっかくだからフランケン以外を選ぼう!」
ちなみにドイツ語でフランスは正しくはフランケンではなく"Frankreich"(フランクライヒ)。
そして次の画像は全てオーストリア産チーズ。
比較的食べやすそうな白カビチーズが多いかな。蜂蜜との相性抜群♥
ですが、ドイツ語ネームは全く記憶できませんでした(>_<)
チーズ、フランス、オーストリアと聞いて連想するのはBrie de meaux(ブリー・ド・モー)
というチーズ☆
ナポレオン失脚後、ヨーロッパの秩序再建と領土分割を目的として開かれた「ウィーン会議」
でのエピソード。
会議中にフランス代表の首相タレイランが
「我フランスのブリー・ド・モーに並ぶチーズはありませんな!」と発言したことに、
オーストリア代表の外相メッテルニヒが反論。
そしてヨーロッパ各国の代表がそれぞれ自国のチーズを取り寄せて品評会を開くことに。
結局第1位になったのは、タレイラン一押しのブリー・ド・モー☆
それにしても政治的会議で集まっているのにチーズ品評会なんかしてるあたり、
いかがなものか?!
で、連日のチーズビュッフェで私の一番のお気に入りはトリュフ入りのこのチーズでした♥
トリュフの利かせ方のバランスが絶妙。
イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノは丸ごと。
この中でリゾットを作ったら最高に美味しいだろうな...と思いながらちょっとつまみ食い。
オーストリアチーズばかりを食べようと思ったのも最初の2日ぐらい(+_+)
気がつけば無意識のうちに選んでいたのはフランスのチーズ!?
すっかりチーズ用胃袋はフランスに掴まれてしまったのだろうか...。
また、今回ユニークだったのは「ホースラディッシュ」のジャム。
ワサビ的なピリ辛に甘味のあるユニークな味はハードチーズとの相性が抜群。
そのまま食べるだけでなく、チーズに合ったジャムや蜂蜜を添えながらいただくと
味の変化があって楽しい美味しいチーズの世界★
ドライフルーツやナッツを添えても良いですね♥
フランス人の政治家で法律家、そして大の美食家Jean Anthelme Brillat-Savarin
(ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン)が著書「美味礼賛」の中で
「チーズのないデザートは片目のない美女のよう」と表現。
そんな言葉を知った時は、「何言ってるんだか大袈裟な言い方だーね。ただの食いしん坊でしょ。」
と思ったのに、いつの間にかチーズが大好きになり、フランス料理としては私もデセールの前に
少しでいいからチーズを食べたい、食べねば♥ チーズがない食事なんて不完全だわッ!
と思うような体質に変貌(^v^)
こちらの↓くっさいウォッシュ系さえ臭いほどに感激してしまう♥
更にチーズには赤ワインと思っていたけれど、どちらというと白ワインに合うチーズの方が多く、
チーズタイムになると更にまたワインが進んでしまう、深酒スパイラル(^o^)
というワケでヨーロッパのチーズに乾杯★
また可愛い子が注いでくれるとお酒も進むのよねぇ~と心はオヤジ状態の夜が続いたのでした。
ダイニング担当のスタッフは皆さん民族衣装を着ていました♪
「そういえばバレンタイン!」をBelle et Bonneで(^_^)/~
(http://belleetbonne.blog.fc2.com/)
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