
L'AS☆ノンアルコールディナー
引越しの荷物は全て搬入できたもののキッチンはしばらく使えそうもない… 料理をするパワーもない…。
そんな状況だった先月末、疲れきったところで向かったのは、久しぶりのレストラン『L'AS』(ラス)。
お邪魔するのは4、5年ぶりでしたが、お店の雰囲気は変わらず☆
食事のスタイルも変わらず、カトラリーはメニューと一緒にそれぞれのテーブルの引き出しにセットされたものを各自取り出す方式。
変わったのは、やはりコロナによるアクリル板設置。
そして緊急事態宣言発令に伴ってアルコールの提供はなく、ドリンクはノンアルコール。(20時までの営業)
ということで、この日はノンアルコールドリンクのペアリングコースでいただくことに。
腹ペコにつき最初のひとくちアミューズの自家製モッツァレラチーズは撮り損ねました。
続いて登場したのは、ラスのスペシャリテ!
これこれ〜♡
あのハーゲンダッツ風に仕立てられた「フォアグラのクリスピーサンド」はフォアグラ好きにはたまらぬ、何度でも食べたくなる一品。
こちらはオンラインからお取り寄せもできるようになったそうで、プレゼントやお持たせにもヨシ☆
(オンラインショップ→ https://lasmenu.theshop.jp )
この日は、マンゴー味でしたo(^▽^)o
1つ目の前菜は、フランス産の12ヶ月コンテチーズをかけた新玉ねぎの蒸し焼き。
新玉が甘くてジューシー。
2品目は、まずはお皿だけ。
どんなお料理が運ばれてくるのか楽しみに待っていると、ホワイトアスパラガスが来た!
ホタテの衣をまとったパイ包み焼き風を、まずはそのままホットドッグのように手づかみでガブッと。
フレンチレストランでありながら、そんなワイルドな食べ方を勧めてくれるのもラスのユニークなところ。
ただちょっと私は後半が上手く噛み切れず、最後はナイフ&フォークでいただきました。
K「ノンアルコールペアリングも凝ってて面白いけど、やっぱりフレンチとイタリアンにはワインが欲しいな〜」
(↓桜餅のカクテル・ノンアルコール)
K 「ワインの無いフレンチなんて私のいない我が家みたいなもんだな」
夫「は?」
K「味気ない、華やかさに欠けるっていうわかりやすい喩えだよ!」
夫「俺、全然ワインなくて大丈夫かも」
K(そこに深い意味もあんのか、おい?!)は言葉に出さず。
夫「メシが美味しかったらそれで満足。ワインがなくても楽しめる!それにだね、お酒飲まないと安くあがる♬今後は外で呑むの止めてもいいかもね」
K「え…」
(↓ローリエのシロップカクテル・ノンアルコール)
夫「ワインもケーコも金がかかる」
K「・・・。失礼な!ワインと一緒にしないでよ」
(でも最初にワインに喩えたのは私か…)
魚介料理は、ホタルイカのソテーとカリフラワーのロースト。
面白かったのは、ソースがコリアンダーとバルサミコ酢のチミチュリソースとドライトマト。
初耳単語だった「チミチュリソース」とは、アルゼンチン発祥の南米スペイン語圏で広く用いられる定番万能ソースだそう。
パセリとニンニクのみじん切りを塩と油と酢で和えたものをベースに唐辛子パウダー、オレガノ、コショウなどの香辛料を加え、そのバリエーションは豊富で、焼いたお肉になどにかけて食べるんだとか。
それを旬のホタルイカでいただくラススタイルは、パンに載せても美味しかったです。
メインの肉料理は、豚スネ肉とオマール海老を詰めたホロホロ鳥のモモ肉ロースト。
豚スネ肉にオマール海老にホロホロ鳥って、、そんな3つが一緒になるってどんな料理?!
と思いましたが、それぞれの味わいもしっかり感じながら不思議とまとまり、食べ応えもありました。
ペアリングされたドリンクは、ノンアルコールのブラッディメアリー。
トマトのコンフィチュールが甘くて美味。
コースとは別途、この日の追加オススメメニューの国産マスカルポーネチーズもいただくことに。
ラズベリーの花の蜂蜜とオリーブオイル&塩の2種類でいただく甘辛共演。
いずれもババロアようにプルンとポテッとクリーミーなマスカルポーネチーズによく絡んでとても美味しかったです♡
お口直しは、文旦のソルベ。
デセールは、ほんのりラヴェンダーの香る苺とクリームチーズのグラスデザート。
食後のドリンクのラスオリジナルフレンドハーブティーまでセットで5,000円、オープン当初から変わらぬコース料金にも驚きました。
人気店として年月を重ねる中でどんどん値上げするレストランも少なく無い中で、こうしてお値段そのままに営業されているのはすごいと思います。
という訳で、久しぶりのL'AS(ラス)でノンアルコールディナーをエンジョイしました。
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パリの1枚。
訪れる度に毎回撮ってしまうMusée national Gustave-Moreau(ギュスターヴ・モロー美術館)の螺旋階段。
アトリエへ繋がるこの螺旋階段は上がる度に気分がアガる♬ こんな家に住みたい妄想も。
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