Let's start cooking☆
食いしん坊4人でディナーの支度、Let's start cooking!
もちろん厨房を仕切るのは我らがエグゼクティブシェフ、マダムA☆
夫はアペリティフ用おつまみ担当。
パンにドライトマト&ピリ辛チョリソー、キノコマリネ&パテ・ド・カンパーニュを載せてヴェネツィアのバーカロでいただくチケッティのイメージだそう。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/bacaro.html )
ムッシュAは、24時間前に抜栓した自然派ワイン、Nicolas Joly(ニコラ・ジョリー)のLa Coulee de Serrant(ラ・クロ・デ・セラン)2011をデキャンタージュ。
このワインは評判通りになかなかカタく、開いてくるのに時間を要しました。
香りは蜂蜜、アプリコット、梨などをしっかり感じるものの、味わいは繊細で後味余韻がかなり長い。
色も濃いめの黄金色☆
ゴクッとひと口。なるほど。こりゃすごいポテンシャルの持ち主に違いない。
もしかしたら36時間、48時間後あたりでも美味しく飲めるかも?!と思わせるワインでした。
焼いたタルト生地が登場。
具はないのに既に美味しそうな香りに心ときめく♡
ムッシュAとケーコで苺のヘタ取り。
つまみ食いは担当者の特権さ。イエイ!
と言うわけで、デザートは苺タルト☆
私の担当はディプロマットクリームを絞って苺を並べて苺タルトを完成させること。
タルト生地やクリーム作りなど大変な工程はマダムAが仕込み済み、私のやる作業は楽しいだけ。
苺をサイズで分けて外から内に向かって大きめから小さめに並べていったのですが、イメージ通りにできず…。
(所持しているこのタルト本のように、きっちり線対称をイメージしたのですが↓)
完成図は後ほど。
ひと段落したところでテラスに出て庭を眺めながらのアペリティフ。
サンテっ!(乾杯)
日が暮れたところで室内へ。
前菜は、マダムAお手製のスモークサーモン。
我が家にも燻製大臣がいますが、温燻オンリーなので冷燻ワザに興味津々、完成度の高さに感心しきり。
サワークリームと共に添えられた塩レモンがアクセント☆
しかもその塩レモンが我が家のレモンと聞いてビックリ。
こんな形で帰ってくるとは憎いねぇ♡
メインには、ドーンと丸ごとチキン登場。
フュ~っ♬と思わず心の中で口笛。(口笛は上手く吹けない)
モリーユ茸を中心に色々キノコソースで。
これまた美味し過ぎるでしょ!な一皿。
この夜のワインは前夜の赤の共演とは逆に白の共演。
Etienne Sauzet(エティエンヌ・ソゼ)の Puligny-Montrachet(ピュリニィ・ モンラッシェ)2001。
こちらはバター、バニラ、トーストなどが感じられコクまろリッチ。
いずれも後々まで記憶に残るであろう!な素晴らしいワインでした。
そう言えばいつも感心するのがムッシュAの早く丁寧なお皿&グラス洗い。
知らぬ間にシンクに立ち黙々と洗っているのだ。
(我が家では洗い物は基本しない夫よ、見習ってくれ…)
さて別腹、デザートタイム♬(完成図)
なんとも幸せな味。
パラっと上に散らされたのは、ピスタッシュ(ピスタチオ)。
お皿もtarte aux fraises(≧▽≦)
とにかくお料理上手なマダムAなのだが、細部まで手が込んでいて味もルックスも全体のバランスが図られ、どこにも手抜きがないところがすごいのだ。
チャチャっと下ごしらえしてただ焼いただけ、茹でただけ。なんて無い。
メニューに悩んだら冷凍食品とか出来合いソースを使う自分を反省。
前菜のサラダにはグレープフルーツの酸味、さり気ないけど贅沢に蟹入りだったり、メイン料理も茶色でまとまってしまうところにグリーン、添えられたポテトも前夜のBBQの残り火で蒸し焼き仕込み等々、きっと仕込みの時点では数々のステップ、下処理がされているわけです。
「弟子にしてください」
って毎度思う。
最初は裏山の水汲みとか落ち葉掃き、なんなら滝に打たれてきますし、なんでもやります。
さて、デザートの後は大人の火遊び。
防寒をして庭の囲炉裏ピッドへ。
が、火が起こり始めたこの瞬間で私の記憶はなくなりました…。
そもそも白ワイン好きですが、その白2本がこの夜はとても美味しく酔いが回り、焚き火で顔を温めていたらフワフワ夢心地。
そして爆睡。
翌朝は二日酔いなど微塵もなく、爽やかな高原の朝気分でお目覚め。
こうしてAAご夫妻のおもてなしを受け、信州の春を体いっぱいに受けとめ、引越し疲れが吹き飛びました。
AAご夫妻には感謝が尽きません!
新居での新生活を充実させるぞ〜と前のめり気分で元気に帰宅。
数日後。
夫「また疲れてきたな」
K「また信州お邪魔する?」
図々しい夫婦だ…。次回はこちらがおもてなし☆
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パリの1枚。
サイクリングも気持ちいい季節。
と言ってもパリではVelib(ヴェリブ=レンタサイクル)も含めて自転車に乗ったことがありません…。
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