
ブリコラージュのアレ☆
帰宅前に夫と六本木ヒルズで待ち合わせ。
夫「パン屋さん寄ってく?」
K「いいね!あそこね。あそこ行ったらまずはアレだね。アレ美味しよねぇ」
夫「ケーコさん、、最近すごく感じるんだけど、“あそこ” “アレ”って言ってばかりでヤバいよ」
K「そう言われてみると固有名詞が出てこない?!いやいや、でもアレで通じるってのは長年連れ添った夫婦ならでは現象じゃないの?」
夫「そういうことじゃないと思う。頭、大丈夫?」
自分ではいたって頭は正常だと思ってるんだけどな~とブツブツ言いながら目指したあそことは、すっかりファンの『Bricolage bread & co.』(ブリコラージュ ブレッド&カンパニー)。
(関連記事→https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/bricolage-bread-co.html)
相変わらず美味しそうなパンが色々☆
普段日本のパン屋さんでは、まずヴィエノワズリに手が伸びがちですが、こちらのお店にくるとお惣菜パンに目を奪われます。
これまであれこれ食べてますが、いずれも美味しくて惣菜パンを超えた料理感覚。
「テシオロール」は、クミン、七味、胡麻、マスタード、パルメザンチーズを効かせたソーセージパンで、ひと口サイズにカットしたらビールのおつまみにもぴったり。
厚めのパンにハム、ベシャメル&チーズの「クロック・ムッシュ」は、オーブンで温めるとチーズがビヨーン♬
食べ応えのあるボリューム。
「アレが美味しい」と狙っていたのは、「くるみあんバター」。
国産小麦全粒粉を使用した、もっちり食感のブリコラージュのバゲットをミニサイズに焼き上げ、胡桃を混ぜた上品な甘さの粒あんと国産有塩バターをサンド。
「両端ではバゲットの旨さを味わい、中央ではあんことバターの相性の良さを堪能してください」と。
色々なお店でも、コンビニでも展開しているあんバターパンですが、こちらのものは胡桃入りで胡桃好きな私の気持ちを掴んで離さない♡
しかもこのあんこ量。
塩バターの塩気とバランスが良い良い。
それから今回私が悶絶したのは、千葉県旭市のBocchi(ボッチ)のピーナッツバターを使用した「ボッチ・ピーナッツ」。
そのピーナッツバターの口どけは濃厚でまろやか。
K「横から覗く、見せる、このラインがスタイリッシュ♡ 垢抜けたコだよ」
夫「・・・。そんなに感動するところなの?」
K「ピーナッツバターパンは結構食べてきてますから」
保存料などの食品添加物を一切加えていないというBocchi(ボッチ)のピーナッツバター「畑で採れたピーナッツペースト」(粒入り、粒なし)も店内で販売されていたので、現在使用中のピーナッツバターを使い切ったら是非こちらを買い求めたいと思います。
レジ脇でラスト1個。
バナナブレッド好きとしては、これは買うしかない♡
バナナ感たっぷりでしっとりとしてとても美味しかったです。
自宅でも時々焼くバナナブレッドですが、なかなか黄金レシピが完成せず、満足いく仕上がりにならないのですが、私が目指しているのは、まさにこれ!
どうやったらこうなるのか…と思いながらペロリ。
これは繰り返し食べてお味を研究する必要があります。
デザートとして買ったのは、オススメNo.1のプレートにも惹かれて『チョコタルト』。
中毒者続出という濃厚贅沢タルトとな♡
使用しているチョコレート、カカオパウダー、カカオニブは、すべてカカオハンター小方真弓さんのものだそうで、クロワッサン生地にラズベリーとチョコレートのアパレイユを流して焼き上げ、仕上げにガナッシュ。
そして食べる前に冷蔵庫でよーく冷やした後に、付属の海塩をパラっとふりかけていただく。
かなり濃厚チョコなのですが、ラズベリーの酸味と仕上げの海塩がアクセントになって食べ飽きない美味しさ。
さすがイチオシ、パン屋さんのデザートを超えた感の、これはリピート確定のチョコタルト。
K「ブリコラージュのパンはやっぱりどれも美味しいね。またアレ買ってこよう」
夫「あんバターね」
K「違うよ、今のアレはピーナッツバターパンだよ」
長年連れ添ってもツーカーにはなれない…。
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パリの1枚。
大好きパンのひとつ、チョコチップたっぷりの「スイス」。
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