白いトリュフの宿る森☆
Bunkamura「ル・シネマ」へ映画鑑賞に行ってきました。
鑑賞したのは、『白いトリュフの宿る森』(The Truffle Hunters)。
2020年1月にサンダンス映画祭でお披露目されるや批評家たちの間で「異彩を放つドキュメンタリー」として瞬く間に話題となり、カンヌ国際映画祭、トロント国際映画祭など数々の国際映画祭で公式選出・ 正式上映され、高く評価された作品ということもありますが、何より白トリュフは大好きですから〜♡と気になっていた1本だったので映画館で観たい!と。
鑑賞前に館内の壁に張り出された雑誌等に掲載された本作の紹介記事も一読。
ネタバレなあらすじは割愛ですが、個人的にはとても興味深く楽しめるものでした。
これって本当にドキュメンタリーなの?!
と思うほど登場するイタリア人トリュフハンター達がとにかく個性的で面白い人ばかり。
陽気にタララーン♬な様子で野山で歌う様子は下手な演出を凌駕する牧歌的で美しい光景で、またその歌詞は笑え、イタリア語が明るく朗らかに響く。
知られるように白トリュフは栽培は行われず(できず?)どのように育つのか解明されていない摩訶不思議な食材。
中でもイタリア・アルバ産のものは最高級。
広い森の中をトリュフハンター達は、相棒の犬と一緒に伝統的な方法(ここ掘れワンワン)で探し出す。
でも昨今は気候変動や森林伐採により供給量が減り、その価格はべらぼうに高騰している白トリュフを巡って、ハンター達が見つけたものを仲介業(なんとも怪しげに見えたけど…)が絡んで流通するようで、希少なものはオークションにもかけられたり、その様子はもはやキノコではなく、宝石のようでした。
昔はな〜、とハンターが語るところもまた悲喜交々、時代の変化を感じさせられました。
鑑賞後の帰り道で私の脳裏にパッと浮かんだ白トリュフは、レストランの贅沢コースではなく、フィレンツェのGucci Caffè & Restaurant(グッチ・カフェ&レストラン)で食した目玉焼きでの大感激でした。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-592.html )
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気になる1枚。
Bunkamura「ル・シネマ」で次なる公開予定のこのフランス映画も観たい♡
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