
器の美
久しぶりに本棚から引っ張り出したのは、96年に出版された玉村豊男さんの
お料理レシピブック"VILLA D'EST CUISINE" 健全なる美食。
フランス通でも知られる玉村さんのレシピは、フランスはじめヨーロッパを感じる、
今見ても斬新に感じるものが色々。
レシピ以外のコラム的な部分もとても面白いのです。
元気な大きなアサリを買ったので、このレシピ本にあったアサリと豚肉を使った一皿を作って
みました。
ちょっとかわった食材の組み合わせですが、これはポルトガル料理なのだそう。
恥ずかしながらたまに家ごはんを公開しておりますが、気がついたことが・・・。
「いつも同じ器を使ってる?!」
食器棚の一番手前にあったり、丈夫だということもあるけれど、盛り付けのセンス云々
の前に器にも気をつけようよ・・・と思いました。
そこで食器棚を整理していると、お義母様から譲り受けたアンティークなジノリ再発見☆
食器はアンティークも好きです。
そしてそれが夫の母上殿が使っていたものなら、食器も受け継いでいくフランス人のようで
なんだかとても嬉しい。
そして使ってナンボ! 奥にしまわずに今後は普段使いします!!
食べ物は乗せる器ひとつで見え方はだいぶ変わる。
特に色、カタチ、質感などが多岐にわたる和食器の美しさは、料理を口に運ぶ前に目で
楽しむことができ、食事の楽しみの一つ。
というワケで最近出会ったキレイな和食器を集めてみました。
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ちょっと蒸し暑かった日に日本酒を冷酒で。
見ただけで涼を感じ、涼しくなった気分になれるのも器の魅力。
薩摩切子、江戸切子、どちらも好きな切子ガラス。
フランス人のお友達にプレゼントしても喜ばれます。
ユニークな器で登場すると、その中のお料理はどんなもの?と更に期待が膨らむ♪
市松模様のお椀。蓋までダミエ!
和なのにモダンに感じますねぇ☆ そんなダミエは好きなが柄のひとつ。
最近はフランス料理も真っ白なお皿だけでなく、デザインもカラーもユニークなものに
盛り付けるレストランが増えているように思いますが、食器の美しさは本当に日本は素晴らしい!!
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