Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Shepherd's pieにトライ☆

このブログにも度々アップしている夫婦揃って大好きで家ではよく食べているもののひとつがイギリスの伝統的家庭料理『シャパーズパイ』(shepherd's pie)

と言っても専ら専門店のテイクアウトか冷凍食品。

それでも十分に美味しく、私は満足(していた)。

夫「大して複雑じゃない簡単料理なんだから家でイチから作ろうよ♬」

K「誰が?」

夫「・・・。」

夫「じゃ君はアシスタントでいい」

K「アシスタント 、、結構大変なんだよねぇ」

やらかし系アシスタント・ケーコは、切り方を間違え(私のイメージでは正しいカットなのに)、手順を間違え(良かれと思ってやったのに)、鍋から目を離し(トイレに行きたくなったり、電話鳴ったりで)、サワークリームと生クリームを間違えて投入し(指示はサワークリームに聞こえた)、トレーから料理を落としそうになり(想像以上に重い、熱くて)毎度シェフ(夫)はキレる。

今回は、パーフェクトなアシスタントぶりを発揮したろ!とスタート。

玉ねぎ&ニンニクを炒める。

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シェパードとは羊飼いのことで、シャパーズパイ(shepherd's pie)は、羊肉にマッシュマッシュポテトをかぶせて焼いた料理。

たっぷりの仔羊のひき肉を熱し始めると、どんどん油が出てびっくり。

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そんなお肉の余分な油を切ったところで、シェフが塩胡椒の後、タイム、セージ、ローズマリー、パセリ等々ハーブを適当に入れ、更に以前買ったラム肉ハンバーグ用スパイスミックスも投入。

味付け加減は「俺様の勘」だそう…。

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その間アシスタントは別コンロで人参を炒めておりました。

その人参は毎朝出るようになった人参ジュースの搾りかす。

搾りかすを何かに使えないか?と思っていたら想像以上に色々な活用レシピがあったので、今後は捨てずに使おうと思っていたのですが、その第一弾としてシェパーズパイに。

本来なら人参は、羊肉と一緒に混ぜ合わせるようですが、相談の結果、混ぜずにお肉の上に乗せて層のように仕上げることに。

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キッチンはお肉の香りとハーブの香りが混ざり合ってなんとも食欲をそそる匂いが充満。

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更にお肉の味付けは、トマトペースト、ウスターソース、赤ワインなど。

そして小麦粉、マギーブイヨンも入れてご機嫌のシェフ。

C「あと君の仕事はイモね!」

K「ウィ、シェフ」

やっぱり地味な作業ばっかりだな、アシスタントは…と思いながらマッシュポテトづくり。

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K「できました、シェフ!」

夫「イメージより硬めだけどヨシとしよう」

夫「お肉、人参、お肉、ポテトの順で耐熱皿に盛って」

K「ウィ、シェフ」

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ギャーーーっ!!

ここで思わぬトラブル勃発。

スマホ撮影をしていたら手が滑り、スマホが耐熱皿の中にダイブ。おもいきり。

C「・・・っ!!なんてことをやらかしてんだ!!」(怒)

シェフ、キレっキレっです。

gWR4jyzoTjemwj4TGEIfHw.jpgスマホは、すぐに拾い上げたので壊れはしなかったのようでホッ!

それにしても熱々のお肉の中に突き刺さった瞬間はシュールだったな。。

K「気を取り直して」

夫「・・・。チェダーチーズを切って並べて、その上からマッシュポテトを被せて」

K「はーい」

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K「やっぱりちょっとイモが硬い」

夫「今更です」

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K「焼きまーす」

夫「待った!上にネギを散らすと美味しいってレシピがあったからやってみます。あとパルメザン、ピザ用チーズもちょっと」

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200度のオーブンで20分焼いて完成。

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パサつき気味かと思われたマッシュポテトもチーズが溶けてよい感じになり、クリーミーソフトになりました。

ボナペティ。

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肉料理なので赤ワインと一緒にと思いましたが、やっぱりビールで。

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ドタバタしながらも美味しくいただいた週末のシェパーズパイでした。

**********

パリの1枚。

さぁどうなるフランス大統領選挙。

選挙権はないですが、今後のフランスとのつき合い方(?)のようなことを思うと、やはりとても気になります。

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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