【フィガロジャポン35周年企画】 パリジェンヌ流のおしゃれグルメ!? 古くなったパンを使ったアイデアレシピ6選。
Gourmet 2026.01.09

アールドゥヴィーヴルへの招待 vol.9
2025年、創刊35周年を迎えたフィガロジャポン。モード、カルチャー、ライフスタイルを軸に、豊かに自由に人生を謳歌するパリジェンヌたちの知恵と工夫を伝え続けてきました。その結晶ともいえるフランスの美学を、さまざまな視点からお届けします。
人が集まる機会が増えるシーズンに、余ったパンを特別にする魔法のレシピはいかが? 見た目も美しく、味わいも本格派。そんなパリシックなメニューは食卓を華やかに彩り、きっと場を盛り上げてくれるはず。パリジェンヌ流おしゃれグルメで、ゲストを迎え入れて。
フランスの食卓に欠かせないものといえば、もちろんパン。おなじみのバゲットから、全粒粉、ライ麦、シード入りのミッシュまで、街のブーランジュリーに並ぶパンは姿も味もさまざまで、パリジャンならそれぞれにお気に入りの店とパンがあるもの。とはいえ、どのパンにも共通しているのは皮のパリッとした風味が持ち味なところだろう。ゆえに、パンをビニール袋に入れるなんて問題外。清潔な布巾に包んで木製や金属製のパンケースに保存するのが風味を保つコツになる。一方で、毎日食卓に上るからこそ食べ残しが出てしまうのもパンの運命。昔から、前夜に食べきれなかったパンはトーストしてバターやジャムとともに朝食のタルティーヌに、小さく切ってオイルでさっとグリルしたクルトンはシーザーサラダやスープのお供に、と残ったパンを活用するのは当たり前。なかでも有名なのはもちろん、ミルクと砂糖で甘く仕上げたおやつのフレンチトースト「パン・ペルデュ(失われたパン)」だろう。
最近の統計によると、1年にフランス人が自宅で捨てるパンは、1人あたりバゲット1本分なのだそう。フードロス対策への意識が高まるいま、昔ながらのレシピに加えてパンのリサイクルにも新たなアイデアが登場している。注目したいのは、乾いてすっかり硬くなったパンを粉砕し、小麦粉と合わせて調理に使うレシピ。パティシエのクリストフ・ミシャラクが作るリサイクルパン粉を加えた「パン・マラン」も、独特の香ばしい風味で好評だ。パンが残ったからといってパン・ペルデュばかり作るわけにもいかないフランス人にとって、焼き菓子やクレープ、パイ生地などに幅広く応用できるリサイクルパン粉は、失われたパンの新しい救世主になるかもしれない。
Pizza Poitrine Fumée, Pomme et Cheddar
豚バラ肉の燻製、リンゴ、チェダーチーズのピッツァ
軽めのランチからアペロのお供に、一枚で大満足。
Frites de Pain Perdu au Paprika Fumé
スモークパプリカ風味のフレンチトーストフライ
つまむ手が止まらない、カリカリ食感。
Gnocchis de Pain, Purée de Courge et Chorizo
パンのニョッキ、カボチャのピューレとチョリソ添え
転がしたり延ばしたり、子どもと作りたいニョッキ。
Cinnamon Rolls
シナモンロール
コーヒーブレイクを盛り上げる人気の一品。
Bostock Poire, Noix de Pécan et Amandes
洋ナシ、ピーカンナッツ、アーモンドのボストック
洋ナシとナッツのボリュームデザート。
Diplomate
ディプロマット
ラム酒を効かせた、大人のスイーツ。
*「フィガロジャポン」2025年2月号より抜粋
photography & text: Émilie Franzo text: Masae Takata (Paris Office)












