
山羊さんの贈り物
Les Plaisirs du Marché(青山orパリのマルシェの美味しい出会い)シリーズ☆
青山ファーマーズマーケットで、ここ数週間リピートしているのが、『山羊さんの贈り物』というお店。
山梨県大月市で小麦畑が広がる土地に21頭の山羊たちに囲まれながら、ご夫婦でパン&チーズを作られているそう。
看板犬ならぬ看板ヤギちゃんが店前で接客。
ずっと立ち姿勢だったのに、不躾にカメラを向けてしまったせいかしゃがんでしまい、どうやら私には塩対応?!
そういえば山羊ってどんな鳴き声?
羊は「メェ〜」ですが、ヤギも?!
気になって調べてみると、文字にするとやはりどちらも「メェ〜」な感じ。
その違いは私の耳では、たまたま聞いた音源、主観もありますが、羊が低音で優しげなおじいちゃんなのに対して山羊は、ややヒステリックなおばさん風に聴こえましたメェェ。
動物の鳴き声と言えば、フランスの田舎を旅した時に初めて聞いたロバの鳴き声がショッキングな思い出。
耳が大きくて可愛いね〜撫で撫でと近づくと、なんと表現していいのか、馬の首を締めたようなヒーヒーしたその声にドン引き。。
英語ではheehaw heehawと表記されることが多いようですが、日本語ではどう書いたら一番しっくりくるのか?!
閑話休題。
これが「山羊さんの贈り物」でリピート購入している山羊のチーズ。
子ヤギ達が乳離れするまでの期間に作られるフレッシュクリームチーズで、さっぱりしながらもクリーミーで味わい深し。
日本でこんなに美味しいシェーブルがいただけるとは!と食べるたび感激なのです。
お店のマダムのイチオシの食べ方はパンに塗って、その上から蜂蜜。
初回はその食べ方で楽しみましたが、オリーブオイルと塩もまたよし。
山羊ミルクを酸凝固(レモンや酢で固める)ではなく、乳酸菌とレンネット(子山羊の胃袋から出るミルクを固める酵素)で発酵させたクリームチーズ。
青カビ菌使用ということで、少しゴルゴンゾーラ臭がありますが、青カビ好きな私には好きなお味。
今日は季節の空豆に添えていただきました。
また「山羊さんの贈り物」では、小麦から育ててのパン作りをされているそうで、自家栽培で育てられた小麦は、土日にマーケットで販売する分だけ自家製粉。
酵母は自家製の天然酵母とワイン酵母を用い、2~3日かけて低温発酵。
パンを焼く釜は、2年かけて手作りした溶岩釜を使用と。
先日買ったのは、Blues(ブルース)パン。
プレーン(無農薬有機自家栽培の玄小麦)の生地にトウモロコシを50%いれたトウモロコシパン。
もちもち、ふわふわパンとは対極の固めでズッシリしたパンで、手にした瞬間はドイツパンに近い印象。
ほんのりシナモンを感じます。
そして噛むほどに優しいトウモロコシの甘さ。
こちらは、バーボンウイスキーに好く合うそう。
言われみれば主原料トウモロコシのバーボンと合うのも納得。
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パリの1枚。
長くフランスで活躍されたSシェフが10年前に本帰国された際に「フランスを離れて一番恋しい味は?」と尋ねたら、「Le Relais de l'Entrecoteのステックフリット」と即答。
え〜、あれ?!とB級グルメ的なチョイスに驚いたものの、今はその気持ちがよくわかります。
食べたい!ポテトおかわり必至。
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*Belle et Bonne Blogも気ままに更新中(^o^)/
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