
敦煌☆あの味を再現...!その①
一時期大好きでパリから戻ると真っ先にお邪魔していた新宿区の曙橋にある中華料理店『敦煌』。
そのお店を知った当初は既に予約1〜2ヶ月待ちの人気店でした。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-415.html)
それがまさに、あれよあれよという間に人気は加速し、3ヶ月待ち、半年待ち、1年待ちとなり、1年待ちまではなんとか予約を試みたものの、「2年後」となった時点で気持ちがついていけず、伺うことをやめました。
ところが先日、私が女子会からご機嫌で帰宅すると夫が興奮気味に、
夫「いいもの買ったよ!!」
K「なに?」
夫「あの敦煌のレシピ本を見つけてポチりました」
K「へ〜。レシピ本なんて出てたんだね」
夫「掲載されてる料理がまさに僕たちが通っていた頃のメニューばかりで、ほとんど食べたことがあるもの!」
K「おー、それは益々良いではないですか」
夫「だろ〜。ただ出版されたのが2008年で新品在庫はなくて絶版だったから中古本を買いました。ほぼ新品な綺麗さだってことだったし」
K「ふーん。で、いくら?」
夫「2万円ぐらい」
K「・・・。」(一瞬言葉が出ず!)
K「ちょっと待って、、そんな厚い本なの?元はいくらなの?」
夫「いくらだろ?1,600円だって。プレミアムついて2万」
K「やだもー。それなら美味しい中華食べに行った方がいいでしょ」
夫「そうは思わない!あの味を家で再現できると思ったら、ヒントが得られるなら、2万円以上の価値があると僕は思う。3万円でも買います」
K「何に価値を見出すか、感じるかは自由で人それぞれだとは思うけど。まさにそれが資本主義ってことですが…。にしても2、3品作って終わりじゃ困るよ」
夫「この本にあるもの全部作ります!!」
なんて言ってたけど、たぶん無理だろうなぁと思っております。
そして先日、
夫「今夜、第1回敦煌ナイトに挑戦します♬君はなにもしなくていい」
お手並み拝見、私は隣りで眺めるだけ。
夫「サテトムはレシピにはないけどオレ流アレンジで入れます♬」
トントントン、カシャカシャ、ジュ〜っ、シャーっな音を立てながら、テキスト(レシピ本)を読み込んでいる風でクッキングはなかなか手際よく進んでいきました。
K「え?アサリを湯煎で火通しするの?直接茹でちゃダメなの?」
夫「そう。このへんのひと手間がさすがなのよっ!」
美味しそうなタレの匂いが食欲刺激♡
メニューは、カルトブランシュ(Carte Blanche)状態でどんなものが、どの順番で出てくるか私は全くわからないお客様状態。
こうしてこの日、完成した「敦煌ナイト」なお料理はこんな感じでした。
①アニス風味の枝豆と苦瓜の冷製おつまみ
②アサリの醤油漬け
③ピータン豆腐
ここからお酒はビールから紹興酒に。
④エリンギ・トマト
⑤豚肉サラダ
⑥アサリ出汁のネギラーメン
これはレシピにないオリジナル。
K「すごい!かなり敦煌っぽく仕上がってます」
夫「だよね。やっぱり2万円以上の価値があるだろ?」
K「いや、まだ5品だよ」
夫「宣言します!毎月1回は敦煌ナイトなディナーを作ります。基本的にはレシピ全部やります」
有言実行なるでしょうか?!
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パリの1枚。
iPhoneを買い換えてもっとパリの夜が綺麗に撮れるようになりたい…。
*Belle et Bonne Blogは、気ままな更新。
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