
白金矢澤精肉店☆ボルドー古酒と
☆東京ブログ☆
がっつりお肉を食べたい時はココで調達!と思うお肉屋さんがパリにはいくつかあります。
例えばHugo Desnoyer(ユーゴ・デノワイエ)もその一軒。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/16.html)
一方、日本生活中も贔屓にしているお肉屋さんがあったのですが、コロナ禍で閉店。
パトロールエリアにはお好みオーダー可能なミートコーナーが充実したスーパーもあるのですが、「毎度っ、〇〇さん!今日は△△がオススメだよ〜」「あれ、車変えたの?」「ご主人元気?」とかなんとか世間話な挨拶からのコロッケやメンチをオーダーして、店先でパクッといただく。
そんな昔ながらのお肉屋さんの雰囲気が好きだったので閉店はショックでした。
2年前に引っ越してからはそんなお店がパトロールエリアに見当たらずで残念に思っていたのですが、
あった!こんなところに〜。
灯台下暗し?!
港区西麻布1丁目で出会った『白金矢澤精肉店』。
こちらは、元々飲食店向けに黒毛和牛の卸売りに特化していたヤザワミートの初めての精肉小売店舗で、昨年6月にオープンしたお店。
お店にHPによると、
独自の基準での目利きと、仕入れルートによる最高品質の精肉のみならず、店内に併設された「SALUMERIA ARTIGIANA Edasawa」の工房で、一つ一つ手作りされたハム・ソーセージなどの食肉加工品、そして肉屋特製のお惣菜、バイヤー厳選の国内外の最高品質の食材もご用意。
「白金矢澤精肉店」は精肉・食肉加工品・お惣菜・食料品を扱う街のお肉屋さんであり、地域の皆様の生活に寄り添いながら、クオリティと安全性、共に優れた商品をお届けいたします。
お店に入った瞬間、その綺麗なお肉にくぎ付け。
なま肉に限らず、加工品も豊富でお肉に合う調味料やワインも揃い、あれは?それは?とお肉好きとしてはそそられまくり。
という訳で最近は美味しいお肉調達!と思った日には、こちらにお邪魔しています。
まずはお店に入ったなら右脇にある小窓前からテイクアイトの揚げ物をオーダー。
オーダー後に揚げていただくシステムなので、その間にお肉選び。
ある日のお肉はちょっと奮発、サーロインステーキ。
もちろんグラム単位でのオーダーも可能。
フライパンに入りきらないかも…こんなに食べられるだろうか…と思いながら焼きました。
そんな不安は杞憂に終わるの巻。
丸ごとローストのカリフラワーを添えて美味しくてペロリ、食後にもたれることも無し。
夫「俺にはメンチ買ってきて」
と言われていたので抜かりなく。
夫「上品に美味いメンチです。ケーコさんの揚げ物は?」
K「へへ」
お行儀悪くお店を出て「インカのめざめコロッケ」の揚げたてを食べながら帰ってきたのでした〜。
こちらも揚げ物メニューからのスパイシーナゲット。
辛いもの好きで得意な方ですが、これはかなりスパイシーでびっくり…!
真空パックで売っていたトリュフの香るジューシーなチキンを求めた日もありました。
昨年のスイス旅行をきっかけにすっかり好きになったのが、仔牛の白いソーセージ。
ボイルして皮を剥いていただくタイプのやつ♡
こちらも美味しかったので今後は、手土産やお歳暮などにも良さそうと感じた焼豚。
さて今回は、
夫「今日は久しぶりにお宝級ワインを開けるので、それに負けないお肉をお願いしたい」
K「またまたステーキかそれとも…」
夫「家が臭くなるからケーコさんが嫌がりそうだけど、換気扇、窓全開で焼肉が食べたい」
K「OK!もうすぐお掃除サービスさんもくることになってるから問題なし、大丈夫でしょ」
夫「あっさり承諾されてびっくり、おうち焼肉♬」
K「たまにですよ。た、ま、に!」
というわけで焼肉セット、ゲット。
部位を確認しながら、その味わい、肉質の違いを噛み締めながらいただく。
K「なんかすごい体も気持ちも元気になってきたんだけど!」
夫「やっぱり肉を食べると精力増しますな」
K「夏バテ知らずでいけそう」
バーベキューマシンでは火があっという間に通りそうなので、鉄板で1枚ずつ丁寧にジュジュっと。
夫「はいっ、もうあげて!!」
K「もうちょいビアンキュイで」
夫「ダメっ!せっかくの美味しさが、硬くなるー」
K「肉奉行容赦なし…」
(昔から焼肉はちょっと気持ちが焦る)
そんな絶品お肉は何で食べるか、あれこれ試しながらも楽しくて。
和牛でしっかり脂が乗っているので、やはり本山葵(写ってないけど)が大変よく合い、それに友人からいただいた燻製胡椒&塩が一番!というのが個人的感想。
それをサラダセロリを巻いていただくとサッパリ☆
この日、焼肉屋さんではなく敢えて自宅でのおうち焼肉を許可したのは、本当はこの1本のため。
このクラスのワインをレストランで開けたら相当高くつきそうじゃ〜んと思ったから。
フランス・ボルドー地方を訪れた際に購入した「サン・ジュリアンの王」とも呼ばれるCH. LEOVILLE LAS CASES(シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ)1990。
K「いつ買ったんだっけ?」
夫「最初の頃。ほら、マーティン(ワインカーブ名)で」
K「あっ!(私達の)フランス初期時代のやつね」
「あの時はまだ全然ワインのことは知らなくて、とりあえずマーティンのお兄ちゃんのオススメに従って」
夫「もう20年前ぐらいの話だな。ワインは33年。今いくらぐらいすんのかね?」
チャチャっと検索。
K「えーー、(買った時と比べて)すんごい高騰しているよ。これ売る?マノロ(靴)買えそう」
夫「ほとんど飲み終わってますけど…」
焼肉との相性も良く、次々に思い出話@ボルドーに花が咲き、スルスルと1本空きました。
素晴らしい長期熟成ワインは、その美しい色合いと最初に立ち上がるアロマといい、その後の味わいの変化もユニークで、たった1本で華麗な一人スペクタクルショーのようでした☆
*****おまけのNY*****
あら、こんなところにグーグル先生!(すっかり先生呼ばわり)
NY滞在でもグーグル様様で迷子にならず助かってます、感謝!
パンパン!思わず柏手☆
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