
世界の果ての通学路
東京の自宅近辺は「自然教育園」や「東大医科学研究所」があり、他にも学校が多いせいか
意外と緑が多く、お花もいっぱい☆
なんだろ~この白い花♪
植物に疎い私には名前がわからないことが多い...。
と、春の花を愛でながら向かったのはまたまた銀座。
映画館「シネスイッチ」。
平日だから空いてるでしょ...と思って出かけたのですが、チケット売り場はちょっと行列(@_@)
館内で写真も展示中のこの映画は、自宅から遠く離れた学校へ通う子供たちの姿を追った
フランス映画ドキュメンタリー「世界の果ての通学路」。
フランスでは異例の大ヒットをした作品。
舞台はケニア、アルゼンチン、モロッコ、インドの4つの地域。
ケニアの片道15kmの野性動物がいるサバンナの中を命懸けで駆け抜けるジャクソンと妹、
アルゼンチンの見渡す限りに広がるパタゴニア平原を馬に乗って通学するカルロスと妹、
モロッコの険しいアトラス山脈を友達2人と越えて毎週寄宿舎を目指すしっかり者のザヒラ、
インドでは足の不自由な兄サミュエルをポンコツ車椅子に乗せ、幼い弟二人が必死に
でこぼこ道を押しながら学校を目指す。
日本では義務教育の年齢の彼らはまだあどけない顔の子供。
自分が彼らと同じ年頃の頃、学校に行くことに特別な意味や目的も見い出せず、ただのほほんと
通学していたことが恥ずかしくなりました...。
彼らは逞しくて、明るくて、元気で、将来の夢を持って学んでいる。
子供たちの話でありながら大人にも伝わってくることが色々。
学びたいとか知りたいとかいう気持ちや志のある先には道が開けていくのだな...と。
学べること、そういう環境や境遇にあることがどれほど幸せなことなのか...ということも
今更ながら考えさせられました。
学校に行かせてもらえない子が世界には多くいる現実。
義務教育は嫌々やる義務ではなくて、未来の可能性を広げることもできる権利だったんだな...
とも思うと、もっと勉強しておけば良かったなぁという単純な反省の気持ちも湧きました。
今から小学生に戻ることはできないけど、広い意味での「学ぶ」という行為や欲求は
死ぬまで持ち続けたいことの一つだなぁと思いました。
台詞ではなく、自然とこぼれる彼らの言葉にドキっとしたり、ホロリときたりの約80分。
彼らの未来にそれぞれの夢が叶いますように...と思いました。
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おまけは、「アヤメのお皿で」をBelle et Bonneで(^_^)/~
(4月27日:http://belleetbonne.blog.fc2.com/ )
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世界の果ての通学路 オフィシャルサイト
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