アルザスごはん☆
1年前にドイツ語圏のスイス、ルツェルン(Luzern)を訪れたことがきっかけで、大好きになったのが『Brätwurst』(ブラートヴルスト)。
仔牛肉、豚肉、または牛肉で作るソーセージと聞きましたが、 スイス滞在中に私が何度か食べたのは、仔牛肉のブラートヴルストで、焼いてよし、茹でてよし☆
東京で似たようなものに出会ったら迷わず食す!
K「普通に美味しいけど、ルツェルンで食べたのとはやっぱり違う。それになんでこんなにザワークラウトがちょびっとなの!!」
夫「って、俺に言われても…。一般的にザワークラウトに美味しいイメージがあまりないのかも?」
K「え〜っ!!と言っても私もフランス・アルザス旅行がきっかけで好きになったけど、それ以前は特別美味しいとも思ってなかったな」
東京ではそんな話をしていましたが、パリにおいてもブラートヴルストを求めてマルシェに出かける度にチェックするようになりました。
フランスからすぐそこのスイス、ドイツなんだからあるでしょ、すぐ見つかるでしょ、と思っていたのですが、意外と無い。近くて遠いヨーロッパのあるある事情?!
それっぽい白っぽいソーセージ発見!と思っても、それはBoudin blanc(ブーダン・ブラン)。
Boudin Noir(ブーダン・ノワール)と違って、ブーダン・ブランには血は含まれないので白っぽく、鶏肉や仔牛肉などの白いお肉を腸詰めにしたもの。
同じ仔牛肉製だとしても、やはりブラートヴルストとは違う。
フランスのソーセージも好きですし、美味しいもの豊富とは思うのですが、ルツェルンで食べた際のソーセージは「こりゃ格別!」と感動しました。
夫「ブラートヴルストは、このマルシェには無いね」
K「残念。でも美味しいソーセージ食べたい」
夫「じゃ、アルザスにしない?今晩はアルザス風のソーセージとかシュークールトにアルザスワインはどう?」
K「いいね、アルザスごはん!」
K「ザワークラウトもモリモリいただきたい!」
K「ザワークラウトの美味しそうなお店を探そう」
夫「だったらボンマルシェの。あそこのザワークラウトの味、結構好き。最終的な味はウチでアレンジするとしてボンマルシェの〜♡」
というわけで、個人的には気温が下がって秋らしくなると俄然食べたくなるアルザス料理な食材を求めてボンマルシェ、グランドエピスリー・セーヴル店 (La Grande Épicerie rue de Sèvres)へ。
たっぷりありますね、ザワークラウト。
そしてソーセージ選び。
どれを食べても外れなく、このコーナーのソーセージは比較的癖はなく食べやすいものが多い印象です。
東京生活中でも塊ベーコンは日常的に買うものの、ここフランスで買う塊ベーコンは、また美味しくて!
カットして焼いてサラダやハンバーガーなどに使うのはもちろん、煮込み料理の出汁としてもヘビロテ食材。
一緒にいただく予定のアルザスワインを入れて煮込むことしばしで、いい感じにソーセージが裂け、食欲をそそる香りに鼻腔をくすぐられた。
となれば、飲んじゃお。。
味見という建前で、いつも通り料理しながらの飲酒。
久しぶりのリースリング。
ボナペティ。
これまた常備な黒トリュフマスタードを添えながら。
K「ザワークラウトはおかわり無料状態。たくさん買ってきたので遠慮なく」
夫「はーい」
なかなかブラートヴルストには再会できないものの、アルザス風ごはんに満足した夜でした。
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