
串かつれつ『知留久』法善寺店☆
☆秋の関西ブログ☆
夜の大阪、どこに行く?何を食べる?
聞けば大阪の街は、東西よりは南北に広がって発展しているそうで、キタとミナミで雰囲気がまただいぶ異なるそう。
初大阪な私のリクエストは、これまでテレビ等で見てきた、あの光景が見たい!
というわけで、ミナミ!道頓堀界隈へ。
す、すごい人。
ワチャワチャなこの様子、私にとってはコロナ禍後に経験する一番の人混み。
もうそれは遥かに想像以上、パリ・エッフェル塔の下よりすごくない?!な驚き。
そして聞こえてくる言葉、すれ違う顔ぶれは、ほぼほぼ外国人。
日本語を話す私達一行は、圧倒的にマイナーな存在?!
そんな中で私も、いや誰よりも(!)おのぼりさんリアクションの連続。
K「見て見て、あれあれ!グリコサイン!!」
K「あら?でもこんなにネオンが眩しい看板でしたっけ?」
友人によると現在に至るまで何度も世代交代してるそうで、現在のものはは2014年からの6代目。
K「え、、ここから飛び込むの?」
と、見下ろしたのが、阪神優勝(日本一おめでとうございます!)でダイブする道頓堀川。
K「思ったより川幅狭いね。水深の深いところもあるんだろうけど、パッと見は浅そう」
夫「だから怪我する危険も高いんでしょ」
K「かに、かに!!」
と、こちらも有名な「かに道楽」。
有名看板や橋の上でバシバシに記念撮影をしてしまいました。。
こうして巨大立体看板が立ち並ぶ道頓堀界隈が大阪・ミナミの代表的な繁華街であることを目の当たり。
ちょっと調べてみると「道頓堀」という名は、慶長17年(1612)に私財をなげうって川を開削した安井道頓(やすいどうとん)の名前に由来しているそう。
その後、芝居や歌舞伎の娯楽の街として栄え、茶屋なども増え、食とライブエンターテインメントの街のもとになったと。
それにしても賑わいぶりは、東京渋谷のスクランブル交差点の青信号状態ぐらい。
たくさんの飲食店が軒を連ね、ジャンルとしては、お好み焼き、たこ焼き、串揚げ、焼肉などが多い印象。
そんな中で、ここなに?
と、ちょっと脇道に入ってみると、戎橋付近の喧騒が一変、比較的落ち着いた静かな通りがありました。
調べてみると、法善寺横丁は長さ80m、幅3mほど2本の路地が東西に伸びる横丁で、その内側に老舗らしき割烹、バー、お好み焼きなどのお店がずらり。
もともとこの地は、浄土宗天龍山法善寺の境内で、参拝客相手の露店がいつしか横丁に発展。
太平洋戦争の空襲で寺も横丁も焼失したものの、戦後に盛り場として復活。
ここでばったり出会ったのが、横丁のシンボルと言われる法善寺の『西向不動尊』(水かけ不動尊)。
戦火をくぐり抜けた不動尊で、願いを込める人たちがかけた水で、全身に緑の苔がびっしり。
「水かけ不動」の名で親しまれ、そもそもは、お供え物を持ち合わせていなかった参拝客が水をかけて手を合わせたのが始まりと。
全身苔びっしり姿から長い歴史と、たくさんの人たちの願いが偲ばれました。
「水をかけて願もかける」そんな語呂合わせな意味も込めれているそうな。
私達も水をかけ、しっかりお参りした後、お不動さんの導きで(!)ディナーは、ここに。
ぶらりウォークインしたそのお店は、昭和21年創業の串かつの老舗『知留久』(しるひさ)。
常時30~40種類以上を取り揃える、四季折々の旬の素材を巧みに合わせた創作串かつ店。
ジャズが流れる、大人シックな雰囲気。
壁の様子に今回ご一緒している友人夫妻と何度も繰り出したフランス田舎旅、コロンバージュ彷彿。
自家製ウスターソースは、68年間継ぎ足している約50種の材料を使ったものだそう。
満腹になったらオーダーストップのおまかせコースでいただきました。
カラッとサクッと揚がった串揚げは、どれも美味しくて!
山クラゲという根菜や川魚のアマゴなど、聞き慣れぬ食材も多く、丁寧に説明をしていただきながら、1本1本満喫。
んーー、さすが食い倒れの街。
テンポよく揚げていただき、すっかり満腹満足(^o^)
シメのご飯。
デサートは、柚子シャーベット。
大阪名物のひとつ「串揚げ」に大満足した夜でした。
<info>
知留久 法善寺店
大阪府大阪市中央区難波1丁目2−10 法善寺MEOUTOビル 1F
06-6211-4673
https://shiruhisa-houzenjiten.gorp.jp
*****おまけのパリ*****
パリのお土産に、南仏発な『Panier des sens』(パニエデサンス)。
ポーチも可愛いウィークエンドセット。
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