
茶寮「世世」(ゼゼ)☆シルクロード伝来のスパイス
☆秋の関西ブログ☆
実は、そもそも今回の関西旅行の主旨は、再会旅行。
パリで出逢い、親しくなり、今日まで仲良くしていただいている大切に想う友人たちに会いにゆく旅。
大阪・京都ではYMご夫妻に、そして奈良ではATご夫妻と再会を果たすことができました。
というわけで、ATご夫妻にご案内いただいたのは、『紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良』の敷地内にあるカフェ『茶寮・世世』(さりょう・ぜぜ)。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1805.html )
旧興福寺子院「世尊院」を改修した茶寮。
敷地内にあったプレートをざっくり確認すると、「旧世尊院」とは興福寺子院の遺構。
創立については不詳ですが古図によると、桃山時代初期に興福寺子院として建てられ、江戸時代中期頃には、この地には三蔵院があり、世尊院は別の場所にあったのですが、文化元年(1804年)ごろに寺地の交換が行われ、現在の場所へと移り、敷地の周囲を築地塀で囲み、玄関・対屋・客殿・庫裏・西座敷を中庭を取り囲む配置になったそう。
昭和32年に奈良県の所有に。
寺院建築の美を大切に残した、これまた歴史感溢れる素敵且つユニークな空間に古都奈良を感じる!
では中へ。
入口で靴を脱いで上がります。
(訪問前に靴下の穴あきチェックを忘れずに...)
写ってませんが、素足で来た人には靴下が用意されています。
ソックスマナーです。
調度品のあれこれは、美術館のよう。
カフェスペースはゆったり広々、明るく、その窓越し広がる緑豊かなお庭。
四季折々の草花を愛でながら食事やティータイムをいただける茶寮・世世。
さて、今回私達がいただいたのは、世世オリジナルスパイスを使用したレッドチキンカレーセット。
蓋を開けた途端、フワーッっとなんとも上品なスパイスの香り。
大和橘とスパイスを使ったレッドチキンカレー は大きめチキンがゴロゴロ。
そもそもシルクロードから奈良にスパイスが伝来していたという歴史的背景に驚き、これまで奈良にカレーのイメージがなかっただけに私にはとても新鮮に感じられました。
そのお味は、辛いながらもスパイスは繊細複雑で薬膳的、グリーシーではないのでさっぱりペロリといただけました。
吉野葛を使った一品も添えられ、空間も含めて和との融合。
デザートは、しっとりふわふわシフォンケーキ。
ドリンクは、お茶メニューの世世オリジナルティーが、いずれも美味しくて、4人それぞれ違ったものを選んで飲み比べを楽しみました。
(撮り忘れましたが、食事中はシャンパンで!)
こうして素敵な空間で奈良薫るスパイスカレーを満喫したのですが、コロナ禍もあって何より久しぶりのATご夫妻との再会が嬉しく、お互いの近況報告からパリの思い出話に花が咲きまくり。
尽きないお話をしながら食後は腹ごなしな敷地内のお庭散歩も楽しみました。
K「二人とも全然変わってなかったね〜。若い、元気、綺麗、カッコイイ!」
夫「ホントだね。相変わらずナイスカップルだよ。一緒に過ごすのが楽しい二人」
そんなお二人に出逢えたこと、お互い元気に再会できたことを改めて幸せに思った1日でした。
<info>
茶寮・世世
奈良県奈良市登大路町 63番地
0742-93-6558
https://www.mt-restaurant.com/zeze/
*****おまけのジャポン*****
長年通うフレンチレストランで食後のカフェを飲み、そろそろ帰ろうと思ったその時に「先月お誕生日でしたよね。おめでとうございます」なサプライズ。
誕生日って、、もう随分前なのでびっくり&恐縮。
いただいたのは、年々進化してる(と言われる)飴細工の薔薇。
今年のものは花弁縁がシルバーに輝いて、なんともゴージャス。
とても繊細で持ち帰るのはドキドキでしたが、冷蔵庫保管しながら食事のたびにテーブルセンターに飾って楽しませてもらっています。
新しい1年、綺麗に咲くぞーな気分になってきた?!
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