
プチバカンス☆南仏へ
この日をどれだけ心待ちにしていたことか♬
数日前からワクワクなテンションは上がる一方、楽しみ過ぎて前日はあまり眠れずに迎えた朝。
タクシーに乗り込んで目指すは、Gare de Lyon。
朝早いので道路は空いていてスイスイ〜とあっという間にパリ南東、セーヌ川近くにるパリ・リヨン駅に到着。
蒼暗い空がとても綺麗な朝。
こんな風にパリ発の電車旅はとてもとても久しぶり且つ懐かしい!
昔は西へ東へとよくプチバカンスを楽しんでいたものの、すっかり最近は近隣ヨーロッパへは空旅、フランス国内でも車での旅行だったから。
旅行や帰省で大きな荷物を持った人達が行き合う駅の雰囲気が好き。
この駅は、南フランスや、スイス、イタリアなどへ向かう列車の発着駅です。
そしてまずリヨン駅と言えば、駅構内にある『Le Train Bleu』(ル・トラン・ブルー)。
歴史的建造物にも指定されている、1901年創業の老舗レストランで、数々の映画でもお馴染みですね〜。
ベルエポックな装飾、フレスコ画や彫刻、シャンデリア、オブジェなどが飾られた店内は、そこが喧騒の駅構内にあるとは思えぬ雰囲気。
夫「朝ごはん、ここで食べてく?」
K「そんないきなりしっかり食べて大丈夫?」
夫「だよな。やめておこう」
K「そうだよ、眩しい南仏でこれからめちゃくちゃ美味しいものが待ってると思うと、ここで満腹になってる場合じゃないね」
(↑このレストランについてはまたいつか改めてアップしたいと思います)
夫「サンドイッチぐらいにしておくか」
K「え、、でもここ?!」
「昔に比べてリヨン駅もだいぶ変わって、お店も増えたっぽいからパトロールしてきます!」
と、荷物を夫に預けパトロール。
すると、お馴染みの人気店、好きなお店が軒を連ねておりまして、朝からスイーツの誘惑。
<Ladurée>
直前まで出発ホームが表示されないパリの鉄道事情に以前は「このシステムは好きなれないねぇ」(表示された途端、民族大移動だし)と、ブツブツ文句を言ってばかりだったけれど、とにかく今回は楽しみなバカンスで、どんな待ち時間もウキウキタイム。
鼻歌まじりで待つ♬
スムーズに車両に乗り込み、コートを脱ぎ、朝ごはんセット、本オッケー、スマホオッケー、あとは電車が動き出すのを待つだけ。
と思っていたら、素敵な老夫婦が、
「すみませんが、その席は私達の席ではないかな?あなた方のシートを確認してもらえるかな?」
と、丁寧に話しかけてきた。
え、まかさ?!
この手の間違いはしたことない我ら。
今日だって何度も確認して乗り込んだはず。
シートの番号は合っている。
車両が違うってこと?!
いや、でもでも入る時にちゃんと2号車だったはず。
すると周りのフランス人たちが、「ここは3号車だよ。2号車あっち、あっち」と。
「すみません!!」
あれこれ広げた荷物を抱き抱えて外に出る。
もう一度確認するも、外から見ると車両にはやはり2号車とある。
再びその席へ行くと、周囲の人たちから「なに戻ってきてるの〜」「電車でちゃうよ」「とにかく前の車両に行きなさい」「急げ急げ!!」と囃し立てられてしまった。
言われるままにひとつ前の車両へ行くと、シートは確かに空いていて、駅員さんに確認すると私達の席だった。。
なんかキツネにつままれた気分。
矢印や何か?車両の表示の根本的な見方を見誤ったのでしょう。
すっかり汗だく。
汗をかかない私が汗だくなのだから、汗っかきの夫は滝汗=不機嫌極まりない。
夫「幸先が悪過ぎる。波乱の予感。生きて帰って来れるのかな...」
K「大丈夫、大丈夫、とりあえず電車乗れたし。ま、これでも食べて落ち着きなはれ」
スタバで買ったキャロットケーキを差し出す。
日本でもスターバックスにほとんど行かない夫には、スタバの、フード&コーヒーは新鮮だというので、結局スタバで調達した朝ごはんでした。
バナナ&ウォールナッツのパウンドケーキもペロリ。
お腹も落ち着いたところで流れる景色を眺める余裕もでてきた。
しばらくずっと寒々とした冬の朝の様子が広がっていましたが、どんどん南下するほどに暗くグレーの空から離れて、明るい南仏へ向かっている感。
尾根がフラットなユニークな山。
こうしていくつもの川を渡り、平野を横切り、やってきたのはココ!
Hollywoodチックな看板に思わず笑ってしまった『MARSELLE』(マルセイユ)。
と言う訳で、明日から南仏ブログをアップの予定でございます。
引き続きお付き合いいただけると嬉しいです(^_−)
*****K子のつぶやき@パリ*****
ここがパリとは思えぬ。。
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