パリオリンピック、どこで観る?
パリ7区にある行きつけレストラン『Le Violon d'Ingres』(ル・ヴィオロン・ダングル)でディネ。
(関連記事→https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/7le-violon-dingres-2.html)
さてさて今夜は何をいただこう?とホカホカのグジェールを摘みながらメニュー選び。
たっぷりの蟹をパリパリの生地で包んだ一口サイズの定番アミューズ。
そしてこれまたいつも通りに間髪を入れずに、サッとシャンパン&フォアグラテリーヌをサービスでいただきました。
いつも通りと書いたものの、季節によってそのフォアグラのフレーバー、アレンジは違っていますし、シャンパンの銘柄も違っているので、繰り返し訪れてもちっとも飽きないのです。
今回はフランボワーズのジュレと合わせたものでした。
えっ♡と気がついたのは、添えらえれた飴細工がエッフェル塔型。
それもそのはず?!パリオリンピックが迫ってきまして、日毎にパリもオリンピックムードが増しています。
こちらのレストランでもオリンピックスペシャルメニューがスタートしました。(詳しくは公式サイトでご確認ください)
そこで、ここ最近パリに暮らす友人たちと話題になるのが、「オリンピック、どこで観る??」。
そう言えばちょっと前にオリンピック期間中は公共交通機関は大混雑が予想されることから、政府の大会期間中のテレワーク推奨の広告を目にしました。
そんなテレワーク推奨には、自宅に籠って!な印象も感じ、個人的にはちょっとつまらない気もしたのですが...。
<前菜:ホタテのカルパッチョ>
あくまで私の友人だけの話ですが、オリンピック期間中は「パリ以外」「パリ脱出」と、その答えは全員同じ?!
K「えーー?せっかくだし、なんか競技観戦に行かないの?」
友「行かないよ!きっとパリはすごい混乱と喧騒で、どこへ行くにも大変」
友「交通規制もあちこちすごいと思う」
友「ファッションウィークな時でも大変なのに、オリンピックとなったら街はどうなるのか?!」
友「なんでも値段が高騰しちゃうだろうし。もう既に!だけど」
<前菜:スープ仕立てのラングスティーヌのラヴィオリ>
夫「じゃ、お店は?仕事は?」
友「お店は休みだよ。元々その時期はバカンスだし、もうバカンス予約済み〜」
夫「稼ぎ時じゃないの?」
友「稼ぎ時?!どっとお客さんが押し寄せても対応仕切れないし、疲れるだけ。夏はのんびりバカンスと決まってる!」
なるほどね...、私ならつい稼ぎ時チャ〜ンス!と捉えて働きそうだけど、そうではないところにフランス人の友人のフランス人たるところを感じるな。(もちろん個人差あり、人によりますが)
<メイン・アンコウをチョイス>
(フヌイユとキャビアを合わせたもの)
K「パリ脱出ね...。でもやっぱりちょっと勿体無いような」
友「じゃケーコ達は、この前の東京オリンピックの時はどうしてたの?」
夫「東京脱出」
友「ほらねーー」
夫「うちの周りは交通規制だらけで、身動き取れなかったから別荘に逃げたよ」
<メイン:迷う私とは対照的に最初からメインは絶対これ!と決めていた夫>
このレストランでいただくピジョン、鳩のパイが大好物。
確かにこの一品は、芸術的な美味しさ。
鳩肉のクオリティ、味、火入れとパイ生地のバランスが素晴らしい。
ブルゴーニュの古酒な赤ワインと完璧なマリアージュを感じさせる一皿。
コロナ禍での東京オリンピックだったので、当時は外出に気をつけていましたし、どこに行くのもなるべく公共交通機関を使わず、スーパーも短時間でサッと済ませるべく車で出かけていたため、自宅周辺の交通規制で動きづらかったのは確かです。
K「東京オリンピックは、のんびりTV観戦だったな〜」
友「それが一番。僕たちもバカンス先からTVで観るよ」
<デザート:レモンのソルベ&タルト・オ・シトロン>
と言うわけで、パリの友人達はいつも通りの夏のバカンスに出かける人ばかりで、パリを留守にしてしまうようです。
K「このレストランはどうするのか聞いてみよう!」
オーナー「いつも通りのバカンスで店は休業です」
K「オリンピック中はやらないってこと?」
オーナー「うん、やらない。家族みんなでバカンス行くから」
さて私達はどこで観る?!
*****K子のつぶやき*****
先日海辺のセカンドハウスに行くと、庭の枝垂れ桜がまだ綺麗に咲いてました。
そこで急遽テラスでお花見ランチ。
スーパーで太巻き、お惣菜を買ってビールで乾杯。
テラスから庭を見ろすと、枝垂れ桜に続いて色々花が咲きだしそうな様子。
佳い季節がやってきたo(^-^)o
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