Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

ミキモト真珠島☆パールの魅力

このブログでも度々ネタにしてますが、大の真珠、パール好きです♡

となれば今回の旅ではマスト、外せないわッ!

と、向かったのは鳥羽駅からほど近くにある『ミキモト真珠島』。

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御木本真珠店(現・ミキモト)の創業者で真珠王とも呼ばれた御木本幸吉が真珠の養殖に成功した場所で、現在は島全体が真珠について学べるスポットです。

IMG_0506.jpegチケット購入後、鳥羽湾を眺めながら島へと続くパールブリッジを渡ります。

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島内にはパールについて知る「真珠博物館」、ギフトショップの「パールプラザ」、真珠王の人生を辿る「御木本幸吉記念館」などがあります。

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おっ!この方が御木本幸吉さん。

長年のミキモトファンではあるけれど、創業者のお顔をじっくり拝見したのは初めて?!

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まずは、世界でも珍しいという『真珠博物館』へ。

ここでは、真珠の歴史や製造技術について学ぶことができます。

展示には、真珠の成り立ちや、御木本幸吉の功績、真珠養殖技術の進化などが紹介され、真珠の知識を深めることができ、真珠好きには大変興味深い博物館!

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真珠養殖について、ざっくりとは知っていたものの、実際にその技術的な工程を見ることができ、「へ〜〜!」の連発。

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真珠の養殖に必要なのは「」と呼ばれる貝を丸く加工したものと、ピースと呼ばれる貝の外套膜の細胞片。その二つを母貝の体内に一緒に移植する「核入れ」の様子を映像で初めて見ましたが、それはちょっとした手術のよう

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国内で養殖されたアコヤ真珠の中で特に品質が良く、出現率の低い、最高ランクの真珠を「花珠」真珠といいます。

品質基準となる「照り」、「巻き」、「傷」、「形」の4つ全てにおいて最高ランクのものが「花珠」です。

この資料を見て驚くのは、花珠はたった5%しかとれず、しかも50%が養殖中にそのアコヤ貝が死んでしまうこと。

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真珠は、その色、形、種類によってさまざまな個性があり、産地や種類に応じて多彩な表情があります。

最も一般的な色「ホワイト」は、優雅で清楚な印象ですよね〜。

IMG_0621.jpeg豪華で温かみのある色合いの「ゴールド」。

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優しい華やかさがある「ピンク」。

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肌馴染みが良さそうな「クリーム」。

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いつか欲しい黒蝶貝から生まれる黒真珠(タヒチ真珠)のブラックや、グレー、グリーン、ブルーなど真珠には多彩な色合いがあり、その神秘的な輝きを見ながら鑑賞は続きました♬

形も多様。

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最も価値が高く、真珠の中で理想的な形は「ラウンド」。

若干のゆがみがある「セミラウンド」、涙型の「ドロップ」、自然なままの形で個性的な印象の「バロック」、二粒の「ツイン」などなど。

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並べて比較することでわかる「形」「照り」「巻き」「傷」の真珠4ポイント。

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養殖真珠と模造真珠の二つは感触が別物です。

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こうして博物館1階では広く真珠について、その養殖技術について学んだ後、続く2階には、ミキモトクラシックコレクションや、世界のアンティークジュエリーコーナーが展開。

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これはもううっとり溜め息連発ものがずらり。

中でも個人的には興味深かったのは、着物の帯留パール。

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そう言えばコロナ禍以降、着物をほとんど着ていません。

そろそろ涼しくなってきたので着物を着ようかな♡

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K「そのためには新しい帯留買ってくれー。こんな感じの♡」

夫「・・・。着物着なくていいです」

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ここ最近で気になり始めたブローチ。

シンプルなセーターやワンピースのワンポイントに☆

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こちらはイギリス製のペンダントヘッド。

孔雀の羽飾りを思わせるデザインで、真ん中の石はデマントイド・ガーネット。

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こちらもイギリス製のパールとダイヤモンドのタッセルネックレス。

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竪琴モチーフのシードパールイヤリング。

これまたイギリス製。

そこで気がついたのは、こちらの世界のパールを見て、素敵!欲しい!と思うのは私の場合はそのほとんどがイギリス製でした。

デザイン、その雰囲気にお国柄もあるように感じました。

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最後はじっくりミキモトクラシックコレクションのパールクラウンを鑑賞。

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これ、自宅にあったら家宝だな!な妄想ワールドの中で眺めた「夢殿」。

真珠以外にもダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、エメラルドなどがふんだんに使われています。

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ずっと眺めていても飽きないそのコレクション鑑賞でしたが、そろそろ時間!と海へ向かいました。

「海女の実演」スタート。

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ここミキモト真珠島では、昔ながらの海女の真珠採取作業の再現実演を観ることができます。

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伝統的な白装束に身を包んだ海女が、海に潜って貝を採ります。

現在はもう行われていないそうですが、真珠養殖が始まる前の貴重な採取技術を感じることができました。

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前述のように他にも島には、御木本幸吉さんの生涯や、養殖真珠にかけた情熱、世界的な真珠産業の発展に寄与した功績について詳しく知ることができる記念館、そしてお土産、真珠製品のショッピングが楽しめるギフトショップ『パールプラザ』もありましたが、止まらぬ興味(!)、物欲(?)、真珠愛(♡)で長くなので割愛。

ご興味がある方は、ミキモト真珠島公式サイト&ミキモト公式サイトを→ https://www.mikimoto-pearl-island.jp

https://www.mikimoto.com/jp_jp

IMG_0637.jpeg真珠は自然の産物であり、その色や形にわずかな違いがあるのも魅力。

この島を訪れて真珠の美しさや価値に対する想いがより一層深まった気がします。

自然の力と人の技術が作り上げる真珠の魅力を間近で感じられ、心に残る訪問となりました。

<info>
ミキモト真珠島
三重県鳥羽市鳥羽1-7-1

*****プチッとトーキョー*****

大胆なお芋入りマフィン。

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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