今年最後のFlorilège☆
パリでお世話になっているHさんのご厚意で、今年から再びお邪魔するようになったRestaurant Florilège(フロリレージュ)。
タイミング的に今年はこれが最後かも...と、背筋を伸ばし心してテーブルに。
過去にも何度かいただいている、この時期ならではのプチ焼き芋のアミューズでスタート。
以前とはまた若干テクスチャーが違ってまして、川手シェフ曰く「進化してます!」が納得の、小さいながら味も見た目もインパクトの大きい逸品。
カボチャのコンソメスープ。
この時期のカボチャでフレンチとなると、veloutée(ヴルーテ)が定番!?
でもそうではなく、こんなに澄んだスープ☆
カボチャのエッセンスのみを抽出するので、ヴルーテの何倍ものカボチャを使うそう。
一見シンプルだけど、とても手の込んだ、さすがレストラン!なお料理。
前回もその美味しさに感動し、もう一度食べたいと思っていた落花生とレモンのババロア、花山椒のピクルストッピング。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1903.html)
百合根饅頭。
百合根、大好物です。
フレッシュなトリュフ登場。
今年ももうそんな季節になったことを実感♡
一瞬パンペルデュ(フレンチトースト)かと思いきや、インカの目覚めと鱈を使ったBrandard(ブランダード:タラとジャガイモをペースト状にした伝統的南仏料理)。
大好きなフランス料理のひとつですが、こんなにスタイリッシュでイクラ&洗練オランデーズソースでいただくのは初めて。
大根パイと聞いて中華料理を連想したけれど、
知っている中華大根パイとは別物、フレンチ〜ッ!
芸術的なパイ生地♡
こちらのお店のワインペアリングコースのワインは、毎度楽しく、新しい発見があります。
中でも今回一番印象的だったのが、北海道の白ワイン。
K「これ、セパージュ(葡萄)なんて言ってた?最近の私達に馴染み深い味だよね?でもフランスやイタリアじゃない」
夫「ドイツっぽいね」
K「そうだ、それだ。スキーシーズンによく飲む。それって?」
夫「ケルナーだと思う」
改めてソムリエの原さんに確認すると、ケルナー100%でした。
そして最近つくづく感じるのは、日本のワインが美味しくなっていること。
日本の食材、料理によく合うことを感じます。
カラッとフワッと揚がったキスのベニエ、新米とカラスミソースで。
夫「メインは何かな?」
K「あれは何肉?」
予約時に選ぶメイン料理は、お肉または野菜。
本来お肉好きの私ですが、こちらでは日本の野菜の美味しさを知りたくて、毎度あえての野菜チョイス☆
ふふ、野菜で大正解!!と、大喜びしたその理由は、今シーズン初の白トリュフとのご対面。
Celerirave(セロリラヴ:根セロリ)のチーズケーキ仕立て。
ホクホクと美味しく、無限に食べれそうな、食べたい料理でした♡
お肉チョイスの夫は、先ほど目の前にあった肉塊ではなく、いつの間にか仕立てられていた和牛のテール煮込み&カルパッチョ。
ぐるっとカルパッチョで包まれた牛テール。
夫「うま〜ッ!めちゃくちゃ美味しいです。サイドのマッシュルームタルトもツボ!」
食後のデセールは、黒イチヂクを使ったriz au lait(リオレ)。
お米部分は、この花弁です。
私史上一番薄い&繊細だった薄切り林檎タルトTarte fine aux pommes。
最後のミニャルディーズは、ホオズキ、熟成バナナ羊羹、発酵餡子フィナンシェ、そしてパッションフルーツの琥珀糖。
今回も最初から最後まで愉しくいただきました。
次回伺えるのは、だいぶ先になってしまいそうですが、またお邪魔できる日が楽しみなRestaurant Florilège(フロリレージュ)です。
*****プチッとパリ*****
昨日の続きいつかのクリスマスショーウィンドー。
ちょっと過去のノエルシーンを振り返っている今日この頃です。
いつも夢があるディオールですが、ノエルは一際キラキラ☆
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