褒められコート☆
昨シーズン、と言っても今年の1、2月のヨーロッパで愛用したLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のカシミア&ウールの温かなお出かけコート。
襟元は広めに開けても閉めてもOKの2Wayデザイン。
袖は7部袖。
なんとも贅沢に感じるのは裾部分のミンクファー。
ファーを使うなら襟元でしょ、裾に使うなんて意味ある〜?なんて思ったのが購入前のファーストインプレッション。
が、試着したらびっくり。足まわりが温かい...!
また座った際に手を置いて撫で撫でしているとなんとも気持ちが良いではないか!猫を膝に抱えている気分?!
そんなコートで出かけると、見ず知らずの人に「素敵なコートですね」と声をかけていただくことがあり、私の中では「褒められコート」という名前をつけて大切にしてきました。
でも昨シーズンは、そんな声をかけてくださったのは、パリでデパートで遭遇したマダムから1度だけ。
私のコートよりずっと巷で褒められていたが夫のコート...!
久しぶりに着たという、PRADA(プラダ)の青いムートンコート。
ムートンでブルーというのが目を引くのか?、行く先々で褒められ、コメントをもらっていました。
中でも一番驚いたのが、オーストリアの雪山カフェで。
テラスでコートを羽織ったままでお茶をしていると、隣にいたショートヘアをツンツンに逆立て、指にタトゥー、両耳には限界に挑戦したかのような数多のピアス、厚底ブーツを履いたパンクな20代後半と思しき女性がそんなパンクな雰囲気とはギャップのある話し方で、
「すみません、ちょっとよろしいですか?あなたのコートがとても素敵です!」
「私はファッションが好きで興味があるのですが、どちらのものが教えていただけますか?」
夫「プラダです。でも何年も前に買ったものだから」
「オ〜ッ、プラーダっ!それは間違いない。いいコートです。ちなみに二人はどちらから?」
夫「日本、東京です」
「私はベルリンから。毎年この時期ここには家族で来てるんです」
彼女の隣りから「こんにちは」と顔を出したのは、とても静かでコンサバティブな装いのママ。つくづくパンク娘とのギャップ。
ママも「美しいコートですね」と夫のコートに目を細め、私の質実剛健なカジュアルダウンコートは全く論外だった...。
今シーズンは、夫に負けない素敵コートで冬の街を闊歩しようではないか!
*****プチッとパリ*****
Joyeux Noël☆☆
皆さまは、どこでどんなクリスマスを迎えているのでしょうか?♬
クリスマスツリーで振り返る10年@Galeries Lafayette Haussmannもこれをラストに。
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