パリ日本文化会館☆東京-近代版画に見る都市の創成
パリ15区にあるパリ日本文化会館で開催中の特別展「東京-近代版画に見る都市の創成」へ行ってきました。
日本文化会館に足を運ぶのは実に久しぶり!
わ〜っ、佳い眺め\(^o^)/
こんなにエッフェル塔丸見えのロケーションだったことを今更ながら思い知る。
本展では、東京都江戸東京博物館の所蔵品から明治維新以降の東京の変遷を描いた近代版画やポスター、地図、服飾品など約100点を展示。
あらっ、ここって今暮らしている東京自宅界隈だわ!
ここは、母校!?(私ではなく夫のね...)
銀座といえば!なシンボル等々、東京今昔物語はなかなか面白い。
それがまた版画というのがレトロ可愛く感じられ、私にはとても新鮮に映りました。
東京郊外電車回遊絵なる電車路線図も絵画のような趣き。
1923年の関東大震災による被害と、その後の復興過程を描いた版画や資料のコーナーでは、大震災直後の東京の様子や復興に伴う都市の変貌を観賞しながら、この先の将来にも起こるかもしれない関東直下型の大震災と思い、怖さと備えを強く感じました。
一方、楽しく観賞したのは、1930年代の東京のナイトライフやスポーツ、モダンガールなど、新しい風俗や消費文化の出現をテーマにした作品たち。
当時の都市文化の多様性と活気が感じられるモダン東京の様子は、勢いがあって明るく楽しげ。
ところで、この日会場にいたのは、私以外は皆さんフランス人。
とても真剣に見入るムッシュ&マダム、片隅であーだこーだ議論するカップルの様子などから日本文化に興味関心があることが感じられ、ちょっと嬉しくなりました。
日本=漫画、アニメだけでない文化、歴史、魅力もいっぱいなのだから☆
ただ逆に自分が知らないことが多く、今この場で何か質問されても答えられないだろう...と思うと、改めてこういった展覧会を通して日本のことを知りたいと思いました。
(↓歌舞伎のジャン・バルジャン。大正時代にレ・ミゼラブルが歌舞伎上演されていたとは!)
本展は、東京が近代都市へと変貌を遂げる過程を版画という視点から探求したユニークなアプローチで、東京の歴史と文化の豊かさを再認識しました。
(↓雪化粧が美しい港区芝の増上寺)
歴史的視点と芸術的価値の双方から東京の近代化を捉えた見応えのある展覧会なので、パリにお住まいの方や訪問予定の方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか(^_−)−☆
*****プチッとお気に入り*****
ショートヘアにしてから毛先をまとめる、動きを出すのに手放せないヘアワックス、ヘアバーム。
色々使ってみてますが、このBOTANIST(ボタニスト)が目下のお気に入り。
柔らかめのテクスチャーで伸びが良く、なによりハンドクリームにも使えるってことで、手についたものを洗い流さなくても良いのが便利☆
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