Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

肌寒いパリ

昨日の早朝に無事にパリに戻りました。

今回もJALで羽田発の深夜便に乗りました。

羽田は自宅からわりと近いので出発前まで有効に時間が使えて助かります。

そうそう、機内でこのような小冊子をいただきました。

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かわいいイラストとともに簡単なフランス語の挨拶や単語が少し載ってます。

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イラスト付きだと単語を覚えるのもちょっと楽しくなるものです。

フランス語はやっぱり優しい響きの言葉だな~、素敵☆なんて思っていたら、

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空港に降り立って早々に実践フランス語となった・・・。

 JALの早朝着のフライトは、アフリカからの飛行機と同じような時間に到着します。

そんな彼らは毎回故郷からものすごい量の荷物を持ち帰ってくるせいか税関の人に止められて

中味をチェックされている姿をこれまでもよく見かけてました。

 

雨が降る寒々としたパリに麦わら帽子を目深にかぶった季節外れのバカンス女(私)と

大量の荷物というツーリストにも在仏にも見えそうもない格好で、アフリカの皆さんと混ざった

我々夫婦も税関の人の目に留まってしまった・・・!

 

「ちょっとこっちに来てください。パリには仕事?観光?とりあえず荷物の中味を

見せてください。」と。

出てきたのは、お煎餅やら乾物。

その中で彼らが興味を持ったのは段ボール箱に詰まった陶器の和食器たち。

それはパリ在住の友達に頼まれて持ってきたもので、彼女の伯母様が彼女のために焼いた手作りのもの。

売り物じゃないこと、あくまで個人的なものであることを説明した後に、

「この模様どうやってつけるの?」

K 「縄、紐、布!!」

「へ~、確かに布地ですね、これ。で、どうって作るの?この色はどうやったら出るの?」

夫 「焼き物ですから釜の中で。詳しいことはわかりません。知人が作ったものです。」

「これも器?こんな小さいものは何を入れるの?」

夫 「醤油とか・・・。ちなみにこれは柚子。」

K 「いい匂いでしょ?」

「え~、ま~。」

面白い形の和食器に興味津々の様子の彼ら。(強面1名、優男風1名)

 

税関の方に止めれたのは初めてだったので、ちょっとドキドキしたものの、

夫とともに質疑応答はすべてフランス語で交わしたことに、何か簡単なテストに合格した気分、

達成感に浸ったお気楽夫婦。こっそりガッツポーズ。

(私の場合は早押しクイズのように単語を連呼するだけだったが・・・)

 

夫 「英語を全く使わなかった俺、エライ! 君もあの時よく単語が出たね。」

K 「縄文式土器が思い浮かんで縄とか紐とか出てきたよ。」

夫 「それにしても食器以外は全く興味を示されなかったな。」

K 「乾燥ヒジキなんて面白いのにね~。ばかうけ煎餅も聞いてほしかったよ。」

車内でそんな話をしていると、ようやく市内へ。

朝の渋滞に巻き込まれたこと、雨だったこともあって、いつもより少し空港から時間がかかりました。

運転手さんいわく、春なのにこんな天気ばかりで滅入ると・・・。

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やっと見えてきたポンピドゥーセンターにちょっとホッとしたものの、道行く人たちは確かに

春とは思えない装い。

「あの人、ダウン着てるよ!」とかなんとか言いながら自宅に着く頃には雨も弱まりました。

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そして自宅の近くでは桐の花が少し盛りを過ぎた感じで咲いてました。

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キレイ。

ちなみにパリでもよく見かける桐や藤は江戸時代にシーボルトが日本から持ち帰りヨーロッパに

広まったのだそう☆

 

それにしても寒いパリ。空気はひんやりしています。

今月いっぱいはこんな雨がちの天気が続くとか?!

バカンス気分で戻ってきたけど、そんな気持ちと実際の温度差が大き過ぎるよ~~。

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今回機内では1本映画を見ました。

それは"Django Unchained"(ジャンゴ 繋がれざる者)

血は苦手なのですが、なぜかタランティーノ作品は好きです。

血が血に見えないというか、殺戮場面が漫画っぽく見えるから?!

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主役ジャンゴのジェイミー・フォックスはカッコよく、彼に色々なことを教え、奴隷制度を嫌う良識ある

男・シュワルツ役のクリストフ・ワルツは渋かった~♥

そして隠れ?レオ様ファンとしては、レオナルド・ディカプリオのフランス語を話せない

フランスかぶれの極悪人ムッシュ・キャンディがウケました。

 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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