
王たちが愛した城☆フォンテーヌブロー
バルビゾン村で優雅にデジュネを楽しんだ後に向かったのは、世界遺産にも登録されている
Château de Fontainebleau(フォンテーヌブロー城)。
Fontainebleau(フォンテーヌブロー)の語源は、"Fontaine Belle Eau" (フォンテーヌ・
ベル・オー)で「美しい水が湧き出す泉」という、なんともステキな語源☆
もともとは、このフォンテーヌブローの森のあたりは王家が狩猟を楽しんだ狩り場で、
12世紀頃に城館が建てられたのが始まり。
それまで王たちの城と言えばロワール渓谷にお城を構えることが多かったのですが、
フランソワ1世はパリにフォンテーヌブロー宮殿を築きました。
そして王の居城としてはナポレオン3世の19世紀まで約800年に及ぶそう!
建物はフランソワ1世がイタリアからルネッサンスの建築家を招いて建てた ものが
基本になり、その後アンリ2世の時代に拡張工事が行われ、フランス革命を経てナポレオン
による改築がなされ現在のカタチに☆
では早速城内へ♫
ベルサイユ宮殿のように部屋から部屋へと繋がります。
豪華な寝室を見比べていくと、それぞれの王や王妃の趣味の違いも感じて面白い(*^_^*)
好きな趣味だな〜、派手過ぎてなんだかちょっと...と思ったり。
天井も壁もとにかくそれぞれ贅が尽くされている☆
ピンク色が基調のパウダールームがカワイイ(#^.^#)
この日は残念ながらオーディオガイドが全てレンタル済みで借りることができなかったので
部屋ごとに簡単に説明されたボードを読みながら鑑賞しました。
ちなみにオーディオガイドは約1時間半だそう。次回はゆっくり聞いてみたい♫
こちらは、ベルサイユ宮殿の鏡の間と並び称される「フランソワ1世の回廊」☆
個人的にはこっちの方が好きかも♥︎
観ていると気がつくのは、いろなんところにイニシャルがあること。
Fはフランソワ1世、Hはアンリ2世、Nはナポレオンを示してます。
なので、この部屋はナポレンの玉座だとすぐにわかりました。
ポールにNのイニシャルと黄金の鷲、天蓋にはミツバチ、全てナポレオンのシンボル☆
皇帝ナポレオンに謁見する時はこのこの部屋で、また彼がエルベ島に流される際に退位の
署名を行ったのもこの部屋。
歴代の中で、とりわけナポレオンはこのお城を愛したと伝えられています。
ナポレオンの蔵書を集めた「ディアナの回廊」は特に印象的に残った部屋の一つ☆
ナポレオンは暗殺を恐れてこの部屋の地下に隠れていたこともあるそう。
こちらは天井にHのイニシャルが☆
アンリ2世の時代のもので舞踏会の間。
この部屋の暖炉には黄金の天使がいました☆
天使好きなので、あちこちで天使はチェック(^_^)v
13世紀にルイ9世が建てた礼拝堂をアンリ4世やルイ13世がルネサンス式に改修された
「三位一体礼拝堂」には旧約聖書や新約聖書の物語を主題とする絵画や彫刻がいっぱい!
ここでフランス王たちがお祈りを捧げていたわけで、同じものを今自分が見つめていると思うと
なんだかとても不思議な気持ちに...。
彫刻・金工・絵画・漆喰装飾・木工を組み合わせたフォンテーヌブロー様式と言われる
このお城は落ち着いた印象で細かい扉や天井の装飾、インテリアも見応えたっぷり☆
更に外には庭園が広がり、
お城脇には大きな池もあり、ゆっくりと時間が流れているようでした。
天気もよく普段よりは人は多かったようですが、ベルサイユ宮殿に比べると全然少ないので
とにかく鑑賞しやすく、どの部屋もじっくり観れて良かったです。
こうして秋晴れの週末ドライブは充実の一日となりました!
À demain(^_^)/~
おまけのパリ「ここもパトロールエリアに」をBelle et Bonneで
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<info>
Château de Fontainebleau(フォンテーヌブロー城)
77300 Fontainebleau
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